キャンセル時のRF分析の取り扱いについて教えてください!

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From:通販プロデューサーの西村公児
自宅のリビングにて

クライアント様からこんな質問がありましたので
共有したいと思います。内容はこうです。

本題へ

キャンセル時のRF分析
の取り扱いについて教えてください。

商品購入をしたら、普通は
RF分析のランクは上がっていくと思います。

しかし、その後に商品購入を
キャンセルした場合、RF分析上の
ランクはどのように処理するのでしょうか?

そのままにするのか、
それとも特別な処理をするのか、

通販業界ではどのようにすることが
多いのか教えていただきたいです。

とても良い質問ですね。

注文をくれたときを受注と呼んで
出荷報告が完了した時点で売上
と通販業界は定義化されています。

受注=売上ではないのです。

品切れやキャンセルやクーポン値引きなども
あるので受注金額から、出荷までの間の
状態を加味して金額を確定させます。

受注-(品切れ金額-キャンセル-クーポン値引き)=出荷金額
出荷金額=売上金額 として考えていきます。

基本は分かれていますので
受注と売上問題なく分析は可能です。

つまり、キャンセルなどを考慮して
発注した時点ではなく、出荷された
売上時点のRF分析でランク計算するのが良いのです。

発注した金額と受注したデータは
違うのでそれぞれは、こうなります!

出荷したデータが売上金額データ
発注したデータは在庫金額データ
お客様から受注したデータは受注金額データ

と言ってそれぞれ、管理するためのデータが違います。

RF分析では、購入してからの
経過日数と購入回数のみが指標となっています。

この場合、

・出荷した時点(=クレジットカードで決済も済んでいる)で購入回数+1

で設定するのが管理面で良いことになります。

Rを縦軸に置く場合は、
30・60・90と30単位にした方が良いです。

1か月に1回という周期で施策を打つケースが圧倒的に
多いからです。

受注した時点(=クレジットカードで決済も済んでいる)
で購入回数+1

→出荷情報まで取り込みができるのであれば
出荷した後に1をプラスするのが一般的です。

クーリングオフの強制は通販にはないですが、
実店舗をもっているとクーリングオフが適応されます。

キャンセルは事業者側がうけないといけません。
6月1日以降、定期などの継続課金の扱いには
注意が必要になります。

分析の基本がわかれば施策までの打ち手も
分かりやすくなります。

商品別・月別の売上管理ではなく、
顧客別管理で数値がとれるようにしてください。

顧客の区別こそ、最初の第一歩になります。
設計の時から分析できるようにしてください。

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ABOUTこの記事をかいた人

株式会社ルーチェ代表取締役   年商600億円の上場企業の通信販売会社 で販売企画から債権回収のまで16年経験。 その後、化粧品メーカーの中核 メンバーとして5年マーケティングに参画。 大手エステ系企業の通販ビジネスのサポート で200%売上アップ。 ニュージーランドのシンボルフルーツ企業の 販促支援でレスポンス率を2倍アップ。 某健康食品会社の事業開発及び通販支援で 新規会員数が2,000名増加など、 通販ビジネスと、売れる商品開発のプロ として誰もが知る有名企業の ヒット商品の誕生に多数関わる。 売れる商品を発掘し、ヒット商品に変える 独自メソッド 「ダイレクト通販マーケティング理論」 を提唱。 中小企業から中堅企業をメインに、 企業に眠る“売れる商品”の発掘を数多く サポートしている。 国内の注目ビジネスモデルや経営者に焦点を 当てたテレビ番組「ビジネスフラッシュ」に出演。 また、著書にはベストセラーとなった、 伝説の通販バイブル(日本経済新聞出版社)がある。