オーダー単位から顧客単位のLTVを導き出すまで

オーダー単位から顧客単位のLTVを導き出すまで

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From:通販プロデューサーの西村公児
自宅の仕事部屋にて

データを活用した顧客理解の中心には、顧客単位での価値把握があります。
とくにECや定期購入型ビジネスでは、顧客ごとの累計購買額である LTV
(Life Time Value) を捉えることが、戦略の核心です。

しかし実務で手元に届くデータは、多くの場合注文(オーダー)単位で記録されています。

このままでは、顧客ごとの全体像をつかむことはできません。
そこで必要になるのが、データの視点をオーダー単位から顧客単位へ変換するプロセス
です。

この変換は、単なる集計作業ではなく、データを“分析可能な状態に整える”という、
ビッグデータ活用の本質的な体験につながります。
ここでは、このプロセスの全体像を抽象化して解説します。

① オーダー単位のデータ構造を理解する
まず前提として、実務における原データは、多くが1行=1件の注文を表す
オーダーベースで管理されています。

注文ID・顧客ID・商品カテゴリ・価格・数量・支払方法・注文日などが記録されており、
注文の粒度で履歴が積み上がっていきます。

重要なのは、同じ顧客IDが複数行にまたがって存在しているということです。
これは、顧客が複数回購入するたびに別行として記録されているためです。

この状態では、顧客の全容は見えず、点の情報が散らばっているだけです。

② オーダー情報から注文金額を算出する
次に、各行の注文を金額に変換します。
もっとも基本となる式はシンプルです。

order_value = 価格 × 数量

これにより、単なる注文履歴が、金額の意味を持ち始めます。
分析のすべては意味を持った数値から始まるため、この変換が重要です。

③ 「顧客単位」にまとめる(グルーピング)
オーダーベースの行を、顧客単位に合算していきます。
これは、ExcelならピボットテーブルやSUMIF、Pythonなら groupby を使って実現できます。

やっていることは本質的にはとてもシンプルです。
顧客IDごとに
注文回数(Frequency)
購入数量合計
注文金額合計(=LTV)
平均注文額(AOV)
をまとめる

これにより、散在していた点情報が“1人の顧客像”として姿を現します。

④ LTV(顧客生涯価値)を算出する
顧客単位にまとめた金額合計が、もっとも基本形の LTV です。

LTV = 顧客がこれまでに支払った金額の総和

LTVは一人ひとり全く異なります。
ここで初めて、
誰が最も価値の高い顧客なのか
平均的な顧客はどれくらいの金額を支払っているのか

上位顧客が全体売上の何割を占めるのか
といった顧客理解が可能になります。

⑤ なぜこのプロセスが重要なのか
ビッグデータを扱ううえで大切なのは、データ量ではなくデータの視点を変換する力です。
どれだけ大量のデータがあっても、顧客単位の情報に再構築できなければ、
施策判断には使えません。

オーダー→顧客への視点変換は、データ分析の最初の「壁」であり、
これを乗り越えることで、

RFM分析
休眠復活施策
顧客セグメント
LTV予測モデル
など、あらゆる応用分析の“入口”に立つことができます。

詳細はこちらをご参考にしてみて下さい!

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※解説動画あり

追伸2
まずは、自社ECの「よくある間違い
についてお読みください。

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これが通販コンサルティング事業の考え方になっています。

企業HPはこちら
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http://luce-consulting.com/

東洋経済オンライン掲載 記事
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http://toyokeizai.net/articles/-/125443

地上波、ビジネスフラッシュに出演
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ABOUTこの記事をかいた人

株式会社ルーチェ代表取締役   年商600億円の上場企業の通信販売会社 で販売企画から債権回収のまで16年経験。 その後、化粧品メーカーの中核 メンバーとして5年マーケティングに参画。 大手エステ系企業の通販ビジネスのサポート で200%売上アップ。 ニュージーランドのシンボルフルーツ企業の 販促支援でレスポンス率を2倍アップ。 某健康食品会社の事業開発及び通販支援で 新規会員数が2,000名増加など、 通販ビジネスと、売れる商品開発のプロ として誰もが知る有名企業の ヒット商品の誕生に多数関わる。 売れる商品を発掘し、ヒット商品に変える 独自メソッド 「ダイレクト通販マーケティング理論」 を提唱。 中小企業から中堅企業をメインに、 企業に眠る“売れる商品”の発掘を数多く サポートしている。 国内の注目ビジネスモデルや経営者に焦点を 当てたテレビ番組「ビジネスフラッシュ」に出演。 また、著書にはベストセラーとなった、 伝説の通販バイブル(日本経済新聞出版社)がある。