freeeはなぜ赤字でも高く評価されるのか?

freeeはなぜ赤字でも高く評価されるのか?

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From:通販プロデューサーの西村公児
自宅の仕事部屋にて

SaaSビジネスモデルの成長の方程式について解説していきます。

freee株式会社は、「会計ソフト=パッケージ販売」という旧来の常識を覆し、
クラウド上で会計業務を一元化できる
SaaS(Software as a Service)型サービスとして急成長してきました。

現在、個人事業主や中小企業向けに会計freee・人事労務freee
などを提供し、ユーザー数を急増させています。

ところが、2024年現在でも営業赤字が続いていることをご存知でしょうか?
それでも株式市場では、freeeの企業価値は高く評価されており、
時価総額も右肩上がりに成長しています。

この“矛盾”に見える現象こそが、SaaS企業の特異なビジネスモデルの象徴であり、
旧来の利益を出している企業が評価される
という会計的常識では捉えきれない構造があるのです。

SaaS型ビジネスモデルとは何か?

SaaSは一言でいえば、「継続課金型(サブスクリプション)」のサービスモデルです。
freeeにおいても、ユーザーは初期費用なしで月額課金によってサービスを利用し続けます。

このモデルの特徴は、以下のようなSaaSメトリクスで可視化されます。

ARR(年間経常収益):契約継続が前提で、収益が積み上がる
ARPU(ユーザーあたりの平均単価):顧客単価の成長性
CAC(顧客獲得コスト):1ユーザーを獲得するのにかかる費用
LTV(顧客生涯価値):1ユーザーが生涯に渡ってもたらす利益
Churn Rate(解約率):解約せずに残ってくれる率の高さが命

このように、SaaS企業における“価値の源泉”は
単年度の利益ではなく、顧客との長期的な関係によって生まれる将来価値(LTV)にあります。

なぜ赤字でも評価されるのか?

freeeが赤字である理由は、広告・営業活動に大きな投資をしているからです。

なぜなら、今の顧客を獲得すれば、将来的に数年単位で利益をもたらすからです。
これは「LTV > CAC」であれば、短期赤字でも長期的に
黒字化するというSaaSモデルの黄金則に基づいています。

まさにこれが、『決算分析の地図』で語られる
定石6
計視点とファイナンス視点の両方を持つそのものです。

会計視点では
広告費を支出しているため、赤字に見える

ファイナンス視点では:将来のストック収益が積み上がるモデルのため、企業価値は右肩上がり

つまり、損益計算書(P/L)ではマイナスでも、
将来キャッシュフローの見通しがポジティブである限り、
企業は高評価を得られるということです。

freeeは、PLでは赤字であっても、C/S(キャッシュフロー計算書)を
分析すれば営業キャッシュフローが着実に改善していることがわかります。

つまり、事業そのものはすでにキャッシュを生み出しており、
黒字化が視野に入っている状況です。

これにより、「財務赤字」と「事業赤字」は
まったく異なる意味を持つということが浮き彫りになります。

freeeのようなSaaS企業は、戦略的に赤字を選んで成長を優先しているのです。

定石1
一次情報を取得
freeeのIR資料からSaaSメトリクスを収集

定石3
KPIを把握
ARRやARPU、LTV/CAC比率などの指標に注目

定石4
図解・グラフ化
収益構造を時系列で視覚化

定石6
会計×ファイナンス視点
PLとC/S、そして将来価値を複合的に評価

定石7
ビジネスモデルを視る
短期赤字の裏にあるストック型モデルの構造を読み解く

freeeは、なぜ赤字でも評価されるのか?という問いに対し
SaaSビジネスモデルの持つ長期顧客価値・ストック収益構造
フロント投資型の戦略という3つの解で応えています。

企業の数字を見るとき、単年の損益だけで良し悪しを判断してはいけない。
将来のストーリーをどれだけ描けるか?が、
今後の企業評価の軸となるでしょう。

この視点こそ、『決算分析の地図』が提唱する
ビジネスモデルを視る技術の真髄なのです。

詳細はこちらをご参考にしてみて下さい!

追伸1
ご興味をお持ちの方は、
ぜひ以下より、入手ください。
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Amazonの顧客分析テンプレート(β版)の入手ページはこちら:
※解説動画あり

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についてお読みください。

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企業HPはこちら
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http://luce-consulting.com/

東洋経済オンライン掲載 記事
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http://toyokeizai.net/articles/-/125443

地上波、ビジネスフラッシュに出演
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ABOUTこの記事をかいた人

株式会社ルーチェ代表取締役   年商600億円の上場企業の通信販売会社 で販売企画から債権回収のまで16年経験。 その後、化粧品メーカーの中核 メンバーとして5年マーケティングに参画。 大手エステ系企業の通販ビジネスのサポート で200%売上アップ。 ニュージーランドのシンボルフルーツ企業の 販促支援でレスポンス率を2倍アップ。 某健康食品会社の事業開発及び通販支援で 新規会員数が2,000名増加など、 通販ビジネスと、売れる商品開発のプロ として誰もが知る有名企業の ヒット商品の誕生に多数関わる。 売れる商品を発掘し、ヒット商品に変える 独自メソッド 「ダイレクト通販マーケティング理論」 を提唱。 中小企業から中堅企業をメインに、 企業に眠る“売れる商品”の発掘を数多く サポートしている。 国内の注目ビジネスモデルや経営者に焦点を 当てたテレビ番組「ビジネスフラッシュ」に出演。 また、著書にはベストセラーとなった、 伝説の通販バイブル(日本経済新聞出版社)がある。