賃上げ・値上げ・インバウンド戦略とは(解説編)

賃上げ・値上げ・インバウンド戦略とは(解説編)

通販プロデューサー西村公児のビジョン

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From:通販プロデューサーの西村公児
自宅の仕事部屋にて

背景|日本経済が抱える四重苦

鴨頭嘉人氏が提唱する「賃上げ・値上げ・インバウンド」戦略とは?
1. 時代背景
──なぜ、今「賃上げ・値上げ・インバウンド」なのか?
まず前提として、いまの日本は
・人口減少 → 内需縮小
・労働人口減少 → 慢性的な人手不足
・エネルギー高騰・資材高騰 → コスト圧力増大
・円安 → 輸入コスト高騰
という、四重苦の経済環境にあります。

これは、一時的な問題ではありません。
確定した未来です。そして、過去30年間、マスメディアが
正面から向き合ってこなかった厳然たる事実です。

前提|現実直視から始まる

こうした中で、中小企業はこれまでの延長線上では
絶対に生き残れない時代に突入しています。
また、この「現実直視」からすべてが始まります。

主張|三位一体の経営改革

鴨頭氏の主張──三位一体の経営改革
鴨頭嘉人氏は、これを打破するために次の
3つの「必須アクション」を提唱しています。

(1)賃上げ
労働市場が縮小している中で、
優秀な人材を確保するには「賃上げ」しかありません。

しかし、賃上げの原資を用意するには、今までと同じ粗利率・価格設定では破綻します。
賃上げは、義務ではなく、未来投資である。

つまり、賃上げをコストと捉えるのではなく、
未来の人材確保のための戦略的投資と位置付けなければいけないということです。

施策2|値上げは価値の再定義から

(2)値上げ
当然、賃上げを実現するには、
利益を確保するための値上げが必要になります。

ここで大事なのは、「ただ値段を上げる」ことではありません。
値上げするためには、【価値】を再定義せよ。

・単なる価格改定ではなく、サービスの質を上げる
・商品のストーリー性を高める
・顧客体験をリッチにする

など、価格以上の価値を届ける努力が不可欠だとしています。

施策3|インバウンドは確定した未来市場

(3)インバウンド
そして、国内市場だけに依存していてはジリ貧です。
すでに訪日外国人数はコロナ前を超える勢いで回復しています。

インバウンド需要は、時間差で拡大する未来確定市場である。

つまり、インバウンド市場に今すぐ着手することが、
未来にわたって安定した外貨収入を得る成長エンジンになるのです。

検証|自社店舗でのリアルな実験

3. 鴨頭氏の実験
YAKINIKUMAFIA IKEBUKUROでのリアル検証は理論だけではありません。
鴨頭嘉人氏は、自らのフランチャイズ店舗でこの3つの施策を【実験・実証】しています。

例えば
・時給を都内でも高水準に設定(賃上げ)
・メニュー単価を改訂します。そして、限定メニューなど付加価値強化(値上げ)
・多言語対応メニュー、SNS戦略で訪日客を取り込む(インバウンド)

この3つを現場で実行します。そして、
利益増大→従業員満足向上→更なるサービス品質向上→顧客満足度向上
という、正のスパイラルを実現しています。

要点|売上主義から利益主義へ

さらに、ここに重要なポイントがあります。

売上を追うな、利益を確保せよ。
そして利益を賃上げ原資に回せです。

この売上至上主義から利益主義へのシフトが、
これからの中小企業経営者に求められている思考転換なのです。

まとめ|波を乗りこなす側に回る

4. 総括
経営者が取るべき行動は
この「賃上げ・値上げ・インバウンド」戦略は、
単なる景気対策でもなければ、一過性のブームでもありません。

生き残る企業と、
消えていく企業を分ける「決定的分岐点」です。

✅ 賃上げで優秀な人材を確保します。そして、
✅ 値上げでしっかり利益を確保します。そして、
✅ インバウンド需要で未来市場を取り込む。

この3つを“意図的に、計画的に”回していきます。それによって、
あなたの会社は【時代の波】に飲み込まれる側ではなく、
【波を乗りこなす側】に回ることができます。

賃上げ・値上げ・インバウンドは未来への経営投資である
単なる対症療法ではなく、
中小企業が生き延びるための必然的な進化であるとして再定義しています。

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西村公児の活動・メディア掲載

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東洋経済オンライン掲載 記事
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ABOUTこの記事をかいた人

株式会社ルーチェ代表取締役   年商600億円の上場企業の通信販売会社 で販売企画から債権回収のまで16年経験。 その後、化粧品メーカーの中核 メンバーとして5年マーケティングに参画。 大手エステ系企業の通販ビジネスのサポート で200%売上アップ。 ニュージーランドのシンボルフルーツ企業の 販促支援でレスポンス率を2倍アップ。 某健康食品会社の事業開発及び通販支援で 新規会員数が2,000名増加など、 通販ビジネスと、売れる商品開発のプロ として誰もが知る有名企業の ヒット商品の誕生に多数関わる。 売れる商品を発掘し、ヒット商品に変える 独自メソッド 「ダイレクト通販マーケティング理論」 を提唱。 中小企業から中堅企業をメインに、 企業に眠る“売れる商品”の発掘を数多く サポートしている。 国内の注目ビジネスモデルや経営者に焦点を 当てたテレビ番組「ビジネスフラッシュ」に出演。 また、著書にはベストセラーとなった、 伝説の通販バイブル(日本経済新聞出版社)がある。