UUUMとANYCOLORのビジネスモデルの違い

UUUMとANYCOLORのビジネスモデルの違い

発信することで、小さな会社でも
なる製品の販売を超えて
商品に社長の「らしさ」・「生き様」を
投影して、人の心に刺さるメッセージを
小売業の変革を通販で実現する、

をビジョンに掲げ、
【共創価値を科学的にする】こと
を追い続けています。

あなたのビジョンと価値提供を
ギフトとして、最大限に引き出して

あなたの売上を最大化しながら世の中をよりよく照らし、
お客さまと共に共創しながら、
「売れないを売れるに変身させる」をテーマに

通販プロデュース業と通販専門のコンサルティング業
をメインに支援活動しています。

From:通販プロデューサーの西村公児
自宅の仕事部屋にて

『決算分析の地図』(村上茂久著)では、
単なる財務三表(損益計算書・貸借対照表・キャッシュフロー計算書)
にとどまらない“全方位の企業分析”の技術が解説されています。

その中で全く見た目は同じでもビジネスモデルが全く違う2つを確認していきます。

収益構造と企業価値評価違いをみていきます。

少し情報としては古いですが、参考になった事例の一つだったので共有します。

インフルエンサーやVTuberを活用した新興メディア企業が注目を集めています。

少し前はその代表格が、YouTuber事務所のUUUMと、
VTuberグループにじさんじを展開するANYCOLORです。

この2社は、いずれもインフルエンサー型ビジネスという共通領域に属しながら、
ビジネスモデル・収益構造・企業価値評価のすべてが大きく異なります。

『決算分析の地図』では、こうした非連続なモデルの比較こそが、
表層の数字に惑わされず、企業の本質を見る目を養う鍵だと説いています。

では、数字に現れない“差”の正体とは何でしょうか?

UUUMはHIKAKINやはじめしゃちょーといった
有名YouTuberを多数抱えることで知られていますが、
その主たる収益源は広告収益の取り分です。

つまりYouTubeからの収入の一部をクリエイターと分け合うモデルです。

一方、ANYCOLORはにじさんじなどのVTuberを“自社IP(知的財産)”として保有し、
グッズ・ライブ・有料配信・コマースなど多岐にわたるマネタイズを展開しています。

こちらは自社で生み出したキャラクターをフル活用したIPライセンスビジネスといえます。

この構造の違いは、P/L(損益計算書)における売上構成と
販管費のバランスにも顕著に表れています。

UUUMは売上こそ高いものの、広告売上に依存する他社に収益源を握られたモデルであり、
利益率が低くなりやすい。

事実、売上高に対する販管費の比率が非常に高く、
利益を圧迫している状態が続いています。

ANYCOLORは一方で、自社でキャラクターを開発・保有することで
利益率の高い事業を展開しており、販管費の効率性や営業利益率で圧倒的な差をつけています。

ファイナンス視点から見た企業価値の違いもみておきます。

会計視点(過去の実績)ではUUUMも立派な上場企業ですが、
ファイナンス視点(将来の期待)で見ると、ANYCOLORの方が遥かに高く評価されています。

その理由は、定石6会計視点とファイナンス視点の両方を持つの観点で語られます。

実際にUUUMとANYCOLORのPBR(株価純資産倍率)や
PER(株価収益率)を比較すると、UUUMは低空飛行であるのに対し、
ANYCOLORは純資産の35倍という高い時価総額を誇ります。

これは、ANYCOLORが
成長性(売上成長率)
資本効率(ROIC)
利益率の高さ

自社IPによるブランド資産
といったファイナンス的評価項目で、明らかに優れているためです。

また、VTuber市場そのものが世界的に拡大していることも、
将来の期待値を上乗せする要因となっています。

UUUMとANYCOLORの比較は、売上高や知名度といった表層のデータだけで
企業を判断してはいけないという重要な教訓を与えてくれます。

たとえば、ANYCOLORの営業利益はUUUMの約5倍。
さらに売上高成長率・ROIC・時価総額すべてにおいて圧倒しています。

これは「売上規模」よりも、「どのように儲けているか=ビジネスモデル」
の違いによるものです。

ここで使われる『決算分析の地図』の分析フレームは以下のとおりです。

定石1:一次情報(有価証券報告書)から直接読み解く
定石3:企業のKPI(売上高成長率、ARPU、販管費率)に注目する
定石4:数値をグラフ化して収益構造を可視化する
定石5:時系列&他社比較で“強み”を浮き彫りにする
定石6:会計視点+ファイナンス視点を掛け合わせて読む
定石7:決算書の裏側にある“ビジネスモデルの本質”を見抜く

UUUMは“他人のブランドに乗る”ビジネス、
ANYCOLORは“自らブランドを創る”ビジネスといえます。

企業分析とは、数字を読むことではなく
数字の意味を問うことです。

これこそが“ビジネスモデルを視る技術”なのです。

詳細はこちらをご参考にしてみて下さい!

追伸1
ご興味をお持ちの方は、
ぜひ以下より、入手ください。
↓↓
Amazonの顧客分析テンプレート(β版)の入手ページはこちら:
※解説動画あり

追伸2
まずは、自社ECの「よくある間違い
についてお読みください。

更に、通販の実践基準書 はこちらから!
通販専門のコンサルティングって何?

ネット通販のビジネスを本気で伸ばしていきたいと
お考えの経営者のあなたに対して20年以上現役で通販の
事業会社で実務を実践し、ゼロイチから11の事業を成功させた専門家である、
売れる通販プロデューサー西村公児が数値にコミットメントして、
あなたのネット通販事業の業績を大幅に伸ばすコンサルティングを総合的に行います。

これまで年商600億円レベルの通販企業の社員実務の経験から、
あなたの会社のステージに合った最適な施策を実施していきます。

ほとんどのネット通販の企業は、更なる成長を行っていくうえでステージごとに
実行すべき施策とKPIの抜け・漏れがあるため全体的な6ステップを踏む事ができていません。

・ネットでスタートしているので紙媒体の同梱物の制作の作り込みが甘い
・カスタマージャニーが完結されていないのでリピート率が上がらない
・CRMにビッグデータ・AIを活用していないので自社の商品を買う事が前提で組んでいる
・広告のみに依存しているので自然検索からの流入がない

このような問題からの課題発見から改善策の提案から実行まで
御社に訪問してお手伝いいたします。

これが通販コンサルティング事業の考え方になっています。

企業HPはこちら
↓↓↓↓
http://luce-consulting.com/

東洋経済オンライン掲載 記事
↓↓↓↓
http://toyokeizai.net/articles/-/125443

地上波、ビジネスフラッシュに出演
↓↓↓↓

 

ABOUTこの記事をかいた人

株式会社ルーチェ代表取締役   年商600億円の上場企業の通信販売会社 で販売企画から債権回収のまで16年経験。 その後、化粧品メーカーの中核 メンバーとして5年マーケティングに参画。 大手エステ系企業の通販ビジネスのサポート で200%売上アップ。 ニュージーランドのシンボルフルーツ企業の 販促支援でレスポンス率を2倍アップ。 某健康食品会社の事業開発及び通販支援で 新規会員数が2,000名増加など、 通販ビジネスと、売れる商品開発のプロ として誰もが知る有名企業の ヒット商品の誕生に多数関わる。 売れる商品を発掘し、ヒット商品に変える 独自メソッド 「ダイレクト通販マーケティング理論」 を提唱。 中小企業から中堅企業をメインに、 企業に眠る“売れる商品”の発掘を数多く サポートしている。 国内の注目ビジネスモデルや経営者に焦点を 当てたテレビ番組「ビジネスフラッシュ」に出演。 また、著書にはベストセラーとなった、 伝説の通販バイブル(日本経済新聞出版社)がある。