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From:通販プロデューサーの西村公児
自宅の仕事部屋にて
リピート率とは、もう一度買ってくださった方の割合です。
つまり、一度買った方のうち再び買った方を数えます。
実は、リピート率を前に出した復刻の発表がありました。
そこで、今日はその発表を一緒に読みます。
まず、私の考えを先にお伝えします。
次の一品は、売れた数より「もう一度」で選べると考えます。
なぜなら、売れた数には話題の力も入るからです。
そう考えると、見るべき数字も変わってきます。
森永乳業「ピノ」の復刻とリピート率
まず、取り上げるのは森永乳業株式会社の発表です。
そして、商品は「ピノ 香り湧き立つカフェラテ」です。
なお、発表は2026年10月15日です。
また、発売は10月26日からで、全国で期間限定です。
実は、2023年に一度発売された味の再発売です。
しかも、ピノは2026年10月で発売50周年だそうです。
さらに、ピノの発売は1976年とのことです。
つまり、半世紀続いてきたロングセラーです。
期間限定フレーバーでリピート率No.1
本商品は、2021年から2025年に発売した「ピノ」の期間限定フレーバー商品の中で、リピート率No.1※1を獲得した人気フレーバーです。
出典:森永乳業株式会社 プレスリリース(2026年10月15日)
つまり、もう一度買われたかどうかで比べた順位です。
ですから、売れた数の順位とは別のものです。
リピート率は発売から25週間で比べた数字
次に、この数字の取り方を注釈で確かめます。
それは、QPRを用いた森永乳業の調べです。
対象は2021年3月から2025年3月の期間限定品です。
そして、各商品の発売から25週間で比べています。
つまり、同じ期間でそろえて比べた数字です。
ただし、これは森永乳業の中での比較です。
なお、細かな算出方法は発表に書かれていません。
また、リピート率の値そのものも書かれていません。
2023年の発売時に届いた、再販を待ち望む声
さらに、2023年の発売時の様子も書かれていました。
実は、再販を待ち望む声が多く届いたそうです。
2023年の発売時には、「定番化してほしい」「買いだめするほど好きだったので、販売終了したときはとても悲しかった」など※2、再販を待ち望むお声を多くいただきました。
出典:同リリース(※2 お客様相談室にお寄せいただいたお客様のお声から抜粋)
そして、50周年の節目に要望に応えて再発売するそうです。
なお、リピート率を判断に使ったかは書かれていません。
ちなみに、声はお客様相談室に寄せられたものです。
なお、発表ではその一部が抜粋されています。
なぜ、期間限定の商品をリピート率で見るのか
ここからは、私の読み方です。
まず、大きな会社の数字の取り方を真似できるとは考えていません。
そのうえで、気になったことがあります。
それは、期間限定の商品は話題で一度は売れやすいことです。
けれども、暮らしに入り込む一品は別かもしれません。
むしろ、もう一度買われたかに表れると考えます。
しかも、終わったときの惜しむ声にも表れるのかもしれません。
つまり、売れた数だけでは見えない部分です。
だからこそ、リピート率は「また欲しい」のものさしだと考えます。
私は、そう読みました。
手順1 期間限定の商品ごとに2回目の割合を数える
まず、ここからの手順は私からのご提案です。
そして、これまでの期間限定の商品を並べます。
次に、買った方のうち2回目を買った方を数えます。
たとえば、発売から3か月と期間を決めておきます。
なお、すべての商品を同じ期間でそろえます。
そうすれば、商品どうしを比べやすくなります。
また、売れた数も同じ表の隣の列に並べておきます。
つまり、2つの数字を見比べられる形にします。
手順2 販売終了のお知らせに声の受け取り口を置く
次に、販売が終わるときに短いお知らせを送ります。
そして、「また出してほしい方はご返信を」と1行添えます。
ただし、次の商品の売り込みは書きません。
つまり、声を受け取る口を1つ置くだけです。
たとえば、ご愛顧のお礼とあわせて1行だけ書きます。
そうすれば、売り込みには見えにくいと考えます。
手順3 届いた声は商品と日付と一緒に残す
さらに、届いた声を商品ごとに書き留めます。
そして、販売終了から何日目に届いたかも添えます。
そうすれば、手順1の割合と同じ表に並べられます。
また、声をくださった方の一覧も残しておきます。
なお、割合が高い商品ほど声も多いとは限りません。
むしろ、2つがずれる商品にこそ手がかりがあると考えます。
手順4 次の一品はリピート率と声で選ぶ
そして、次の一品を選ぶときに2つを並べます。
それは、手順1の割合と手順3の声です。
実際、売れた数の1位と割合の1位は同じとは限りません。
だから、迷ったら割合と声の多い一品を先頭に置きます。
なお、割合が高くても買った方が少ない商品もあります。
その場合は、買ってくださった方を1人ずつ見ます。
手順5 復刻はまず声をくださった方に知らせる
最後に、復刻が決まったら最初に声の主へ知らせます。
たとえば、「お声をもとに再びお届けします」と添えます。
なぜなら、声が届いたと伝わることが大切だからです。
つまり、お知らせまでが復刻の設計だと考えます。
また、お知らせは一般の告知より少し前に送ります。
そうすれば、声の主がいちばんに知ることができます。
売り切って終わる直線から、声がめぐる同心円へ
ここからは、私の読み方です。
まず、直線は期間が終わればそこで止まります。
そのため、惜しんでくださった声は残りません。
しかも、次の一品も売れた数だけで選ばれがちです。
これに対して、同心円は終わったあとも声がめぐります。
すなわち、惜しむ声が次の一品を呼び戻します。
だからこそ、期間限定の終わり方も関係づくりだと考えます。
私は、そう読みました。
ここは、私からのご提案です。
期間限定の商品を「また欲しい」を確かめる機会にしてください。
そして、その繰り返しが100日ファン化計画と重なると考えます。
つまり、声に応えるたびに関係が深まると考えます。
まとめ|リピート率で次の一品を選ぶ
では、今日の要点をまとめます。
ピノの期間限定フレーバーでリピート率No.1の味が復刻します。
ただし、数字は森永乳業の調べによる社内の比較です。
そして、ここからの手順は私からのご提案です。
まず、期間限定の商品ごとにリピート率を数えます。
次に、販売終了のお知らせで声を受け取ります。
さらに、届いた声を商品と日付と一緒に残します。
そして、次の一品をリピート率と声で選びます。
また、復刻は声をくださった方に最初に知らせます。
こうして、「また欲しい」を次の一品につなげていけます。
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今日は、期間限定の商品を1つずつ並べてみてください。
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