商品検討の「初手」に生成AIを選ぶ人は31.3%|GMO NIKKOの調査に学ぶ生成AI検索の時代の名簿づくり

生成AI検索とは|商品検討の「初手」に生成AIを選ぶ人は31.3%。GMO NIKKOの調査に学ぶ、AIに紹介されたあと名簿でつながる設計

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From:通販プロデューサーの西村公児
自宅の仕事部屋にて

生成AI検索とは、生成AIに聞いて商品を調べることです。
たとえば、ChatGPTやGeminiに質問して比べます。

実は、生成AI検索の使われ方を調べた調査がありました。
そこで、今日はその調査を一緒に読みます。

まず、私の考えを先にお伝えします。
AIに紹介されたあとこそ、小さな会社の出番だと考えます。

なぜなら、AIには比べ直されることが多いと見ているからです。
そう考えると、名簿の意味も変わってきます。

GMO NIKKOが調べた生成AI検索の使われ方

まず、取り上げるのはGMO NIKKO株式会社の発表です。
なお、調査はGMO AI検索ラボが行いました。

発表は2026年10月16日です。
また、調査期間は5月29日から6月9日です。

対象は、Googleの「AIによる概要」の認知・利用者です。
具体的には、全国の15〜59歳の男女1,667名です。

つまり、日本の生活者全体の割合ではありません。
ですから、その前提で数字を読んでいきます。

情報収集の初手に生成AIを選ぶ人は31.3%

Google検索(79.5%)が首位の一方、生成AIは31.3%となり、SNS(35.1%)やECサイト(31.5%)に並ぶ、有力な選択肢となりました。
出典:GMO NIKKO株式会社 プレスリリース(2026年10月16日)

これは、商品検討で最初に使うものを聞いた結果です。
なお、複数回答の設問です。

ただし、首位はいまもGoogle検索です。
そのうえで、約3人に1人が生成AIも選んでいます。

生成AI検索を選ぶ理由は「短時間でまとめたい」

次に、最初に生成AIを選ぶ521名の理由を見ます。
最多は「短時間で情報をまとめたい」の55.9%です。

続いて、「選択肢を幅広く知りたい」が50.5%です。
さらに、「機能・性能を比較したい」が44.9%でした。

また、調べることが多い分野も聞いています。
食品・飲料は39.9%で、家電などに次ぐ2番目です。

初手に生成AIを選ぶ人の87.5%がAIだけで調べ終えた経験あり

「よくある」(28.4%)「たまにある」(59.1%)合わせて87.5%が、生成AIだけで情報収集を完結したことがあると回答しました。
出典:同リリース

なお、これは最初に生成AIを選ぶ521名の答えです。
そして、理由の最多は「AIが示した情報で十分だった」です。

その割合は70.8%でした。
また、別の設問ではAIを参考にする1,039名に聞いています。

その75.3%に、次の経験があるそうです。
AIで知らなかった商品を知り、購入や利用を検討した経験です。

なぜ、AIに紹介されたあとを考えるのか

ここからは、私の読み方です。
まず、紹介されやすい商品の条件は調査に書かれていません。

また、AIの答えを小さな会社が決められるとは考えていません。
そのうえで、気になったことがあります。

それは、またAIに聞けば比べ直されることが多い点です。
つまり、2回目も聞かれれば、また選ばれ直しになりそうです。

だからこそ、AIは最初の一回の案内役だと考えます。
そして、2回目からは名簿でつながる側の仕事ではないか。

私は、そう読みました。
では、生成AI検索の時代の手順に移ります。

手順1 お客様のつもりで生成AI検索をしてみる

まず、ここからの手順は私からのご提案です。
そして、自社の商品で生成AI検索を3通り試します。

たとえば、「◯◯のおすすめ」と聞きます。
また、「◯◯と△△の違い」とも聞きます。

さらに、「◯◯を贈り物にするなら」と聞きます。
そして、自社がどう紹介されたかを書き留めます。

なお、出なかった場合は何が挙がったかを残します。
また、答えは変わるので月に1回同じ質問で確かめます。

手順2 「ほかと違う理由」を自分の言葉で書く

次に、ほかと違う理由を1ページにまとめます。
ここで、拙著『【小さな会社】ネット通販 億超えのルール』をご紹介します。

その第2章は「9マス自分史の箱」でUVPをつくる章です。
なお、一般にUVPとは自社だけが約束できる価値を指します。

なぜなら、比べられる場面が増えているからです。
だからこそ、比べられたときに残る一言を先に持ちます。

手順3 よくあるご質問をお客様の言葉で10問載せる

さらに、いただいた質問を10問選びます。
そして、答えと一緒に商品ページに載せます。

実際、生成AIを選ぶ理由の上位は比較とまとめでした。
ですから、比べたい方の問いに先に答えておきます。

なお、問いはお客様の言葉のまま書きます。
つまり、自社の言い回しに書き換えないことです。

手順4 初めてのお客様に「どこで知りましたか」を聞く

そして、初めてのお客様に1問だけお尋ねします。
それは、「どこで知りましたか」という問いです。

また、選択肢に「AI(ChatGPTなど)に聞いて」を加えます。
ただし、必須にはせず選択式の1問にとどめます。

なお、数が少ないうちは割合より1人ずつ覚えておきます。
つまり、AIで知ってくださった方が誰かを残します。

手順5 生成AI検索で出会った方と名簿でつながる

最後に、お届けのあとで名簿へのご登録をお願いします。
たとえば、メルマガやLINEへのご登録です。

そして、同梱のお手紙に1行だけ添えます。
「次のお知らせは、こちらから直接お届けします」と書きます。

こうして、2回目は生成AI検索を通さず届けます。
つまり、名簿から直接お届けする形にします。

毎回比べ直される直線から、名簿でめぐる同心円へ

ここからは、私の読み方です。
まず、直線ではAIに比べ直されることが多くなります。

そのため、一度出会ったお客様とも初対面に戻りがちです。
しかも、次に選ばれるかはその日の答え次第です。

これに対して、同心円は一度の出会いが名簿でめぐります。
すなわち、2回目からは直接お届けできます。

だからこそ、生成AI検索の時代も「集めて売る」が要です。
私は、そう読みました。

ここは、私からのご提案です。
生成AIを、最初の一回を連れてくる案内役として扱ってください。

そして、その積み重ねが100日ファン化計画と重なると考えます。
また、名簿でお届けするたびに関係が深まると考えます。

まとめ|生成AI検索の時代こそ名簿でつながる

では、今日の要点をまとめます。
商品検討の初手に生成AIを選ぶ人は31.3%でした。

ただし、首位はいまもGoogle検索の79.5%です。
そして、ここからの手順は私からのご提案です。

まず、お客様のつもりで生成AI検索をしてみます。
次に、ほかと違う理由を自分の言葉で書きます。

さらに、よくあるご質問をお客様の言葉で10問載せます。
そして、初めての方に「どこで知りましたか」を聞きます。

また、AIで出会った方とは名簿でつながります。
こうして、2回目からは直接お届けできます。

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今日は、自社の商品を生成AIに1回聞いてみてください。

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ABOUTこの記事をかいた人

株式会社ルーチェ代表取締役   年商600億円の上場企業の通信販売会社 で販売企画から債権回収のまで16年経験。 その後、化粧品メーカーの中核 メンバーとして5年マーケティングに参画。 大手エステ系企業の通販ビジネスのサポート で200%売上アップ。 ニュージーランドのシンボルフルーツ企業の 販促支援でレスポンス率を2倍アップ。 某健康食品会社の事業開発及び通販支援で 新規会員数が2,000名増加など、 通販ビジネスと、売れる商品開発のプロ として誰もが知る有名企業の ヒット商品の誕生に多数関わる。 売れる商品を発掘し、ヒット商品に変える 独自メソッド 「ダイレクト通販マーケティング理論」 を提唱。 中小企業から中堅企業をメインに、 企業に眠る“売れる商品”の発掘を数多く サポートしている。 国内の注目ビジネスモデルや経営者に焦点を 当てたテレビ番組「ビジネスフラッシュ」に出演。 また、著書にはベストセラーとなった、 伝説の通販バイブル(日本経済新聞出版社)がある。