オリエンタルランドとサンリオ のビジネスモデルの違い

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From:通販プロデューサーの西村公児
自宅の仕事部屋にて

『決算分析の地図』(村上茂久著)では、
単なる財務三表(損益計算書・貸借対照表・キャッシュフロー計算書)
にとどまらない“全方位の企業分析”の技術が解説されています。

その中で全く見た目は同じでもビジネスモデルが全く違う2つを確認していきます。

東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドと、
サンリオピューロランド等を運営するサンリオです。

どちらも“テーマパークビジネス”という共通点を持ちながら、
収益構造において大きな違いがあります。
この違いこそが、企業戦略とビジネスモデルの核心を映し出しています。

たとえばオリエンタルランドのPL(損益計算書)をシンプルに見ると、
売上高は直営のテーマパーク(入園料+物販)からの構成が中心です。

その収益の大半が来場者数に連動しており、
リピート促進や天候・季節性の影響を大きく受けやすい構造です。

一方、サンリオはどうかというと、キャラクターライセンス収入という
ストック型収益を柱としたモデルです。

たとえばハローキティなどのキャラクターを他社にライセンス供与し、
売上に応じたロイヤリティ収入を得ています。

つまり、顧客との直接接点よりも、BtoB的な構造が強いのです。

ここに大きな違いがあります。

オリエンタルランドは、エンターテイメント体験という
空間の価値に直接課金し、サンリオはキャラクターの価値をさまざまな企業
と共有しながら収益を得ています。

これは、「現場消費モデル」と「ライセンスビジネスモデル」の違いであり、
前者は“施設”に人を集める戦略、
後者は“IP(知的財産)”をメディアや商品に乗せて広げる戦略です。

この違いはB/S(貸借対照表)にも現れます。

オリエンタルランドは、固定資産(=テーマパーク設備)比率が高く、
ハード資産に投資した上で回収するモデルです。

一方、サンリオは知的財産のライセンスモデルであるため、
設備投資は軽く、むしろブランド価値の維持と発信にコストをかけるスタイルです。

この比較から得られる洞察は、企業分析において売上規模や利益率だけではなく、
どのように稼いでいるかを知ることが本質であるということです。

さらに、この分析を実行する上で決算分析の地図では、
企業情報マップと7つの定石が紹介されています。

たとえば本事例では、

定石1:有価証券報告書からの一次情報取得
定石2:決算書の裏にいるステークホルダーを意識する
定石3:KPI(たとえば1人あたり来園単価 vs ライセンス収益比率)
定石4:売上構成をグラフ化し大局を捉える
定石5:他社比較による違いの際立ち
定石6:会計視点とファイナンス視点の両方を持つ
定石7:財務情報の裏にあるビジネスモデルを見つけ出す

といった分析手順が具体的に活用されています。

つまり、数字の裏にある物語を読み解くことが、
ビジネスモデルの理解には欠かせません。

事業構造を表す財務情報だけでなく、
それを支える戦略・ブランド・資本政策といった非財務情報
もあわせて読む力が、これからの分析者に求められるスキルです。

詳細はこちらをご参考にしてみて下さい!

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東洋経済オンライン掲載 記事
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http://toyokeizai.net/articles/-/125443

地上波、ビジネスフラッシュに出演
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ABOUTこの記事をかいた人

株式会社ルーチェ代表取締役   年商600億円の上場企業の通信販売会社 で販売企画から債権回収のまで16年経験。 その後、化粧品メーカーの中核 メンバーとして5年マーケティングに参画。 大手エステ系企業の通販ビジネスのサポート で200%売上アップ。 ニュージーランドのシンボルフルーツ企業の 販促支援でレスポンス率を2倍アップ。 某健康食品会社の事業開発及び通販支援で 新規会員数が2,000名増加など、 通販ビジネスと、売れる商品開発のプロ として誰もが知る有名企業の ヒット商品の誕生に多数関わる。 売れる商品を発掘し、ヒット商品に変える 独自メソッド 「ダイレクト通販マーケティング理論」 を提唱。 中小企業から中堅企業をメインに、 企業に眠る“売れる商品”の発掘を数多く サポートしている。 国内の注目ビジネスモデルや経営者に焦点を 当てたテレビ番組「ビジネスフラッシュ」に出演。 また、著書にはベストセラーとなった、 伝説の通販バイブル(日本経済新聞出版社)がある。