単なる製品の販売を超えて
商品に社長の「らしさ」・「生き様」を
投影して、人の心に刺さるメッセージを
発信することで、小さな会社でも
小売業の変革を通販で実現する、
をビジョンに掲げ、
【共創価値を科学的にする】こと
を追い続けています。
あなたのビジョンと価値提供を
ギフトとして、最大限に引き出して
あなたの売上を最大化しながら世の中をよりよく照らし、
お客さまと共に共創しながら、
「売れないを売れるに変身させる」をテーマに
通販プロデュース業と通販専門のコンサルティング業
をメインに支援活動しています。
From:通販プロデューサーの西村公児
自宅の仕事部屋にて
会報誌を、年代ごとに分けて送っていませんか。
実は、その分け方をやめた通販会社があります。
発表したのは、通販を手がけるファンケルです。
しかも、2冊あった情報誌を1冊にまとめました。
ところが、リリースに経費の話は出てきません。
むしろ、書かれていたのは「エイジレス」でした。
さらに、誌面の先に店舗とアプリを置いています。
つまり、冊子を次の体験への入口にしたのです。
本稿では、会報誌を入口に変える5手順を扱います。
なお、引用はすべて一次資料で照合しています。
年代で分けていた会報誌を、1冊にした会社があります
まず、発表の中身から入ります。
実際、リニューアルはすでに始まっています。
株式会社ファンケルは、通販をご利用のお客様へお届けしている情報誌「フルーミー」を、2026年9月16日(水)からリニューアルします。出典:株式会社ファンケル プレスリリース(2026年9月15日発表)
では、何が変わったのでしょうか。
いちばん大きいのは、冊数です。
2024年から展開してきた「フルーミー」と「フルーミー+(プラス)」を統合し、お客様一人ひとりの美容意識・健康意識・生活スタイルに寄り添う、エイジレスな情報誌へ刷新します。出典:同リリース
つまり、2024年からの2冊体制を1冊にまとめました。
しかも、新しい合言葉は「エイジレス」です。
会報誌を年代で分けると、何が起きるのか
ここで、小さな会社の話に置き換えます。
実は、年代で分けるのはとても自然な発想です。
たとえば、世代が違えば悩みも違います。
だからこそ、冊子を分けたくなります。
ところが、分けた瞬間に線が1本引かれます。
その結果、お客様は「自分はこちら側」と感じます。
しかも、その線は本人が選んだものではありません。
むしろ、会社の台帳の都合で引かれた線です。
さらに、線の向こうの情報は届かなくなります。
つまり、次に興味を持つはずの話が見えません。
手順1 会報誌の役割を、1行で書き直す
まず、自社の会報誌の役割を1行で書きます。
多くの場合、答えは「商品の案内」になります。
もちろん、商品の案内は欠かせません。
ただし、それだけならチラシで足ります。
この会社は、役割をこう書き直していました。
ここが、今回いちばんの要点です。
年代を問わず、今の自分に合う美容・健康・暮らしのヒントを見つけていただける情報誌へと生まれ変わります。
出典:同リリース
つまり、誌面の主語が商品からお客様に移りました。
ですから、最初の一歩は役割の1行を書くことです。
たとえば、「季節の手入れがわかる冊子」です。
あるいは、「次に試すものが見つかる冊子」です。
手順2 会報誌に、想いの連載を1本置く
次に、誌面に連載を1本置きます。
中身は、商品ではなく会社の考え方です。
これからのファンケルブランドの概念や価値観をお客様に伝えることも情報誌の役割の一つと捉え、商品、サービス、研究、活動、社員や店舗スタッフの想いなどを月替わりで紹介する新連載です。出典:同リリース(新連載「a piece of FANCL」)
なぜなら、想いは値引きでは伝わらないからです。
実際、この連載には社員や店舗スタッフも登場します。
なお、小さな会社なら月1回の半ページで足ります。
たとえば、今月の仕入れで迷った話を書きます。
手順3 年齢ではなく、これからの暮らしで区切る
さらに、年齢の代わりになる区切りを決めます。
この会社は、これまでの読者も置いていきません。
一冊に統合後も、これまでシニア向け情報を必要としていたお客様の満足度を大切にするためのコンテンツです。
出典:同リリース(「これからの人生を彩るアイデア帖」)
しかも、テーマは美容と健康だけではありません。
実際、趣味やお金、これからの暮らしまで広げています。
年齢で区切るのではなく、将来に役立つ情報として幅広い読者が自分ごと化できる内容を目指します。
出典:同リリース
つまり、区切りを年齢から関心に置き換えています。
その結果、若い読者も将来の話を先に読めます。
手順4 会報誌の次に行く場所を、1つ書く
次に、誌面の最後に「次に行く場所」を書きます。
この会社は、そのための新コンテンツを作りました。
誌面をきっかけに、店舗でのカウンセリングやメイクアドバイス、WEBコンテンツ、アプリ活用などの体験へつなげ、お客様にとってより便利で楽しいファンケル体験を広げます。
出典:同リリース(「知るほどイイコト!FANCL NAVI」)
つまり、読み終わった後の行き先が決まっています。
なぜなら、冊子は読み終えた瞬間に閉じられるからです。
ところが、小さな会社には店舗もアプリもありません。
それでも、LINEの登録先や相談窓口は書けます。
ですから、行き先は1つに絞って書きます。
実際、2つ以上並べると迷って閉じられてしまいます。
手順5 会報誌と売り場を、同じ言葉でつなぐ
最後に、誌面と売り場の言葉をそろえます。
この会社は、今後の方針をこう書いています。
今後は、お客様一人ひとりの関心やライフスタイルに寄り添い、誌面とデジタル、店舗を連動させながら、必要な情報や体験をより身近にお届けしていきます。出典:同リリース
たとえば、誌面の特集名をサイトの見出しにも使います。
また、電話口でも同じ言葉で案内します。
その結果、お客様はどこから来ても迷いません。
つまり、誌面が会社全体の目次になります。
小さな会社の会報誌で、よくある3つの迷い
まず、「読まれていないのでは」という迷いです。
しかし、原因は冊数より役割のあいまいさにあります。
次に、「毎月書くことがない」という迷いです。
実は、想いの連載があればネタは社内にあります。
さらに、「紙をやめてデジタルにすべきか」です。
この会社は、紙を起点にデジタルと店舗へつなぎました。
つまり、紙かデジタルかの二択ではありません。
むしろ、誌面から次の場所へ運ぶ順番が大切です。
ところが、順番を決めずに冊子を作りがちです。
その結果、毎号が単発のチラシになってしまいます。
ベルトコンベア理論で見る、会報誌の役目
ここで、私が大切にしている考え方をお伝えします。
それが、ベルトコンベア理論です。
すなわち、お客様を段から段へ運ぶ考え方です。
実は、冊子はその段と段をつなぐ帯にあたります。
ところが、年代で冊子を分けると帯が2本になります。
その結果、隣の帯へ移る道がなくなります。
一方で、1冊にまとめれば帯は1本でつながります。
しかも、次の段への案内も同じ誌面に載せられます。
数字で見る、今回のリニューアル
まず、発表は2026年9月15日でした。
リニューアルは翌日の9月16日(水)からです。
次に、統合されたのは2024年からの2冊です。
「フルーミー」と「フルーミー+(プラス)」でした。
さらに、新しいコンテンツは3つあります。
連載、アイデア帖、そしてFANCL NAVIです。
なお、連載は月替わりで紹介されます。
もっとも、発行部数や頻度は記載がありません。
つまり、数字より設計の順番を読む発表です。
ですから、本稿も手順として整理しました。
集めて売る直線から、会報誌で温める同心円へ
ここまでの5手順は、1つの順番にまとまります。
すなわち、線を引かずに次の場所を示すことです。
売って、年代の箱に入れて終わる。これが直線です。
関心に沿って、次の場所へ進む。これが同心円です。
なお、前回はライフステージの切れ目を扱いました。
あわせて、次の段を置く設計もご覧ください。
まとめ|会報誌が届いてからの100日
最後に、明日やることを3つに絞ります。
まず、会報誌の役割を1行で書き直します。
次に、会社の想いを半ページだけ載せます。
そして、誌面の最後に次の行き先を1つ書きます。
つまり、会報誌は商品の一覧表ではありません。
むしろ、お客様が次の場所へ進むための地図です。
1人の熱中が、100人の推し活を生む。
今日は、自社の会報誌の役割を1行だけ書いてみてください。
通販専門のコンサルティングって何?
更に、通販の実践基準書 はこちらから!
通販専門のコンサルティングって何?
ネット通販のビジネスを本気で伸ばしていきたいと
お考えの経営者のあなたに対して20年以上現役で通販の
事業会社で実務を実践し、ゼロイチから11の事業を成功させた専門家である、
売れる通販プロデューサー西村公児が数値にコミットメントして、
あなたのネット通販事業の業績を大幅に伸ばすコンサルティングを総合的に行います。
これまで年商600億円レベルの通販企業の社員実務の経験から、
あなたの会社のステージに合った最適な施策を実施していきます。
ほとんどのネット通販の企業は、更なる成長を行っていくうえでステージごとに
実行すべき施策とKPIの抜け・漏れがあるため全体的な6ステップを踏む事ができていません。
・ネットでスタートしているので紙媒体の同梱物の制作の作り込みが甘い
・カスタマージャニーが完結されていないのでリピート率が上がらない
・CRMにビッグデータ・AIを活用していないので自社の商品を買う事が前提で組んでいる
・広告のみに依存しているので自然検索からの流入がない
このような問題からの課題発見から改善策の提案から実行まで
御社に訪問してお手伝いいたします。
これが通販コンサルティング事業の考え方になっています。
企業HPはこちら
↓↓↓↓
http://luce-consulting.com/
東洋経済オンライン掲載 記事
↓↓↓↓
http://toyokeizai.net/articles/-/125443



