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From:通販プロデューサーの西村公児
自宅の仕事部屋にて
ウェルカムメールとは、登録直後に届く最初の1通です。
ところが、その中身を読み返す機会は多くありません。
実は、その手がかりになる調査が出ました。
そこで、今日はその数字を一緒に読みます。
今日は、国内ECのメルマガ調査のお話です。
そして、小さな会社の手順もお伝えします。
まず、私の考えを先にお伝えします。
大切なのは、約束と道案内を届けることです。
ウェルカムメールを考える手がかりになる調査
2026年10月10日、国内ECのメルマガ調査が発表されました。
発表したのは、SweetLeap株式会社です。
なお、同社は「メルマガ図鑑」を運営しています。
そして、調査名は国内ECメルマガ実態調査2026です。
まず、対象は国内4,258ブランドのメールです。
そして、集計した数は7,621通でした。
また、受信した期間は9月27日から10月10日です。
なお、対象は同社が購読登録したブランドです。
つまり、国内EC全体からの無作為抽出ではありません。
そのため、数字は調べた範囲の話として読みます。
なお、この調査は通販の専門メディアにも載っています。
そして、発表資料の全文はPR TIMESで読めます。
ウェルカムメールで割引を案内したのは3,980ブランドのうち53ブランド
まず、登録直後に届く歓迎メールの数字です。
調査の要旨は、次のとおりです。
登録直後に届いた歓迎メールを調べた3,980ブランドのうち、割引・クーポンを案内していたのは53ブランド(1.3%)だった。
出典:メルマガ図鑑(SweetLeap株式会社)調べ「国内ECメルマガ実態調査2026」(受信期間2026年9月27日〜10月10日・4,258ブランド7,621通・要旨)
なお、歓迎メールはウェルカムメールとも呼ばれます。
また、特典の割引額は中央値500円でした。
そして、割引率の中央値は10%です。
つまり、調べた範囲では割引の案内は少数でした。
定期配信では717通が割引率を打ち出す
次に、ふだんの定期配信を見ていきます。
まず、調べた定期配信は3,103通です。
定期配信3,103通のうち、割引率を打ち出していたのは717通で、その割引率の中央値は20%だった。
出典:同調査(要旨)
また、届く時間は18時台が15.6%で最多でした。
さらに、曜日は金曜が26.3%で最も多い結果です。
一方、これは多くの会社が送っている時間です。
つまり、自社のお客様に合う時間とは限りません。
なお、これらはふだんの定期配信の数字です。
つまり、歓迎メールの数字ではありません。
定期配信の9割がワンクリックの配信停止に対応
もう1つ、配信停止についての数字があります。
まず、対象は定期配信が届いた1,156ブランドです。
そして、1,045ブランドが対応していました。
つまり、割合にすると90.4%です。
なお、判定は各ブランドの最新の1通で行われています。
ワンクリックとは、1回の操作でやめられる形です。
ウェルカムメールをなぜ見直すのか
ここからは、私の読み方です。
まず、割引が少ないことの良し悪しは判断しません。
なぜなら、出さないと決めている会社もあるはずだからです。
むしろ、気になったのは最初の1通の中身です。
もっとも、調査は文面の中身までは数えていません。
ですから、ここからは私の推測です。
まず、登録直後はお客様の関心が高い時ではないでしょうか。
そこで、お礼だけで終わっていないかを確かめたいのです。
また、いきなり商品の案内で始まっていないでしょうか。
そこで、読む順番をこちらで整えたいと考えます。
つまり、ウェルカムメールは約束と道案内の場ではないでしょうか。
私は、そう読みました。
手順1 自分で登録して最初の1通を読む
まず、ご自分のアドレスで自社に登録します。
そして、届いた最初の1通を読みます。
次に、届くまでの時間を計ります。
さらに、件名と最初の3行を紙に書き写します。
すると、作った日のままの文面が見つかることがあります。
つまり、読む側に立つと直す場所が見えてきます。
手順2 ウェルカムメールに自己紹介を3行書く
次に、お店の自己紹介を3行で書き足します。
たとえば、誰がどこで売っているかです。
さらに、なぜこの商品を扱うのかも書きます。
なぜなら、売る人を知りたい方もいると考えるからです。
ただし、長い文章にする必要はありません。
まず、3行だけ足してお客様の反応を見ます。
手順3 次に届く便りを予告する
さらに、このあとの便りを予告します。
たとえば、3日後に届く内容を1行で書きます。
また、毎週いつ届くかもお伝えします。
そうすれば、次の1通を待っていただけます。
ただし、予告した日時は必ず守ります。
そのうえで、開かれた数を1か月だけ数えます。
手順4 返事ができる問いを1つ置く
そして、返事ができる問いを1つだけ置きます。
たとえば、いまお困りのことをうかがいます。
また、返信すれば届くことも書き添えます。
もっとも、全員から返事が来るわけではありません。
それでも、1通届けばお客様の言葉が残ります。
つまり、ウェルカムメールが会話の入口になります。
手順5 ウェルカムメールにやめ方を書いておく
最後に、配信の止め方を最初から書いておきます。
ここは、私からのご提案です。
実際、定期配信のブランドの90.4%がワンクリック停止に対応していました。
そこで、止め方を入口でお伝えしておきます。
そうすれば、安心して読み始めていただけると考えます。
もっとも、これは私の考えです。
売って終わる直線から、便りで育てる同心円へ
まず、直線は登録や購入のところで終わります。
そのため、その後の関係はお客様まかせです。
これに対して、同心円は便りで関係を育てます。
つまり、最初の1通がその1歩目になります。
また、私は著書に付けた章題を思い出します。
それは、『伝説の通販バイブル』の第3章です。
そして、章題は「ベルトコンベア理論こそが、経営のカギを握る」です。
つまり、最初の1通はその流れの入口だと考えます。
ここは、私からのご提案です。
登録からの100日を、便りを順に届ける期間にします。
つまり、100日ファン化計画の中に置きます。
なお、続ける手間を減らす話は前回の記事に書きました。
まとめ|ウェルカムメールは約束と道案内の1通
最後に、今日の要点をまとめます。
ウェルカムメールは、最初の1通を読み返して整えます。
まず、ご自分で登録して最初の1通を読みます。
次に、自己紹介を3行で書き足します。
さらに、次に届く便りを1行で予告します。
そして、返事ができる問いを1つ置きます。
また、やめ方を最初の1通に書いておきます。
つまり、売って終わる直線から離れます。
そして、便りで関係を育てる同心円ファネルへ移ります。
最後に、いつもの一言で締めます。
1人の熱中が、100人の推し活を生む。
そして、今日は自社に登録して1通を読んでみてください。
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