購入し所有するという価値観がだんだん薄くなっている

購入し所有するという価値観がだんだん薄くなっている

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From:通販プロデューサーの西村公児
自宅のリビングにて

コロナ禍でさらにサブスクリプションモデルが
主流になってきています。

購入や所有するという価値観がだんだん
薄れつつあります。

通販ビジネスにおいても同様で
定期購入だけじゃなくサブスクリプションモデルを
導入したいのですが、という問い合わせが入ってきます。

最初は、質問の意味がよくわかりませんでした!

支払い方法を継続課金にするという意味では
サブスクリプションと定期購入は全くの同義語です。

サブスクリプションという
言葉のみが完全に独り歩きしている状態です。

そのヒントになるのが、デジタルと体験の
2つのキーワードです。

所有から体験へシフトしている
ケースはわかりやすい事例です。

例えば、リアルな世界でも広まっている
・カーシェアリング
・時計シェアリング
・ブランドシェア
はその一つです。

デジタルの事例で言いますと
ソフトウェアの利用料というのがメインの使われ方ですね。

高額で所有しようとするのは大変だけど、
月額サービスとしてなら少額で利用できる
といったサービスは広がりを見せています。
主にはブランドが適応されているケースが多いです。

一方、コンサルティングビジネスやコーチングビジネスの多くは、
ストックビジネス、積み上げ型ビジネスというキーワードで
フックします。

この言葉は、定期課金ビジネスの
メリットを連想させるようです。

こういったビジネスモデルに
経営者を誘うキャッチコピー
によく利用されている印象があります。

いづれにしても、マーケティング用語では?
と思われがちです。

ビジネスの内容が具体化してくると、それも変化して
いろんなキーワードになっていますね。

サブスクリプション型モデルは、
人々の購買行動に所有から体験へ転換をもたらしています。

自動車、ブランドの洋服、コスメ、シェーバー
など非デジタルのリアルのサービスのプロダクトも
このモデルが取り入れられるようになっています。

メリットとしては、
・商品やサービスの購入費用を抑えられる
・モノを所有する必要がなく、新しい商品やサービスを気軽に利用できる
・サブスクリプションを利用しなくなったら、いつでも解約できる

一方、
デメリットは、
・サブスクリプションを積極的に使用しないと損する
・利用しないサービスや機能も定額料金に含まれている

などが考えられます。

消費者ニーズが「所有」から「利用」へ
変化していることに伴い、

オフラインの商品やサービスも
サブスクリプション化が進んでいます。

よって、当時、私が提唱した
デジタルじゃないのでサブスクリプションでは
ないよ、と定義化した時より時代が進んでいます。

サブスクリプション化している業種を
お話をしておきます。

・化粧品・スキンケア
・家具・家電
・ファッション
・美容室
・ソフトウェア
・ゲーム
・洗濯・クリーニング
・オフィス
・飲食店
・自動車
・ライブ
・動画&音楽

つまり、高額で所有までしたくない
方の利用体験を意識すると
定期課金という単なる支払い方法ではなく
新しい価値サービスに展開することが可能だと思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

株式会社ルーチェ代表取締役   年商600億円の上場企業の通信販売会社 で販売企画から債権回収のまで16年経験。 その後、化粧品メーカーの中核 メンバーとして5年マーケティングに参画。 大手エステ系企業の通販ビジネスのサポート で200%売上アップ。 ニュージーランドのシンボルフルーツ企業の 販促支援でレスポンス率を2倍アップ。 某健康食品会社の事業開発及び通販支援で 新規会員数が2,000名増加など、 通販ビジネスと、売れる商品開発のプロ として誰もが知る有名企業の ヒット商品の誕生に多数関わる。 売れる商品を発掘し、ヒット商品に変える 独自メソッド 「ダイレクト通販マーケティング理論」 を提唱。 中小企業から中堅企業をメインに、 企業に眠る“売れる商品”の発掘を数多く サポートしている。 国内の注目ビジネスモデルや経営者に焦点を 当てたテレビ番組「ビジネスフラッシュ」に出演。 また、著書にはベストセラーとなった、 伝説の通販バイブル(日本経済新聞出版社)がある。