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From:通販プロデューサーの西村公児
自宅の仕事部屋にて
サイト内回遊の改善は、広告費を増やさずCVRと客単価を伸ばす近道です。
ハニーズがAIハッシュタグでサイト内回遊率約2.2倍・CVR約2.5倍を実現した事例を一次情報で確認し、
小さな通販が潜在ニーズを受け止めるタグ設計の手順を4ステップで解説します。
「アクセスはあるのに売れない」という相談を、私は数えきれないほど受けてきました。
こんにちは、ファネル設計士の西村公児です。
調べていくと、原因の多くは集客ではなくサイト内回遊にあります。
今日は、ハニーズの実例からその改善手順を4ステップでお話しします。
ステップ0:まず事実を知る|回遊が変わると成果はここまで動く
最初に、今回の教材となる一次情報を確認します。
ハニーズホールディングスが運営する「ハニーズ公式オンラインショップ」で、サイト内回遊率が約2.2倍、CVRが約2.5倍に向上している。
改善数値はサイト内のハッシュタグ経由ユーザーと非経由ユーザーの比較で、計測は2026年3月。サイト内に、AIがハッシュタグを自動生成・最適化するツールを導入したことが奏功したという。
出典:ネットショップ担当者フォーラム「ハニーズが回遊率2.2倍、CVR2.5倍に成功したEC施策とは? AIハッシュタグ導入が奏功」(大嶋喜子[執筆]2026年5月22日)/ https://netshop.impress.co.jp/n/2026/05/22/16079
──広告を1円も増やさず、サイトの中の「歩き方」を変えただけです。
それで回遊率約2.2倍、CVR約2.5倍という差が生まれました。
さらに買い回りのデータも見逃せません。
ハッシュタグ経由ユーザーによる2点以上の購入の割合が74.5%となり、非経由ユーザーの64.6%を上回った(計測は2025年10月〜2026年3月)。買い回りの促進にもつながっている。
出典:ネットショップ担当者フォーラム「ハニーズが回遊率2.2倍、CVR2.5倍に成功したEC施策とは? AIハッシュタグ導入が奏功」(大嶋喜子[執筆]2026年5月22日)/ https://netshop.impress.co.jp/n/2026/05/22/16079
回遊は、CVRだけでなく客単価とLTVにも波及するのです。
ステップ1:自社の「取りこぼし」を言語化する
改善の出発点は、ハニーズと同じ課題が自社にないかの点検です。
原典には、導入前の課題がこう書かれています。
ハニーズでは従前、ECサイトで「何か欲しいものを探したい」という潜在ニーズを持つ顧客に対し、商品との出会いの創出を課題として抱えていた。
出典:ネットショップ担当者フォーラム「ハニーズが回遊率2.2倍、CVR2.5倍に成功したEC施策とは? AIハッシュタグ導入が奏功」(大嶋喜子[執筆]2026年5月22日)/ https://netshop.impress.co.jp/n/2026/05/22/16079
チェックすべき点は3つです。
1つ、直帰率の高い流入ページはどこか。
2つ、商品ページから次のページへの導線は何本あるか
3つ、「なんとなく見に来た人」の受け皿ページはあるか。
3つ目が空欄なら、潜在ニーズのお客様を毎日取りこぼしています。
ステップ2:商品を「切り口」で言い換える
次に、商品を売り手の分類ではなくお客様の言葉で言い換えます。
ハニーズが導入した仕組みは、これをAIで自動化したものです。
awooが提供するAIサジェストプラットフォーム「awoo AI(アウーエーアイ)」を導入。運用負荷を抑えながら、売り場の入り口を広げる仕組みを整えたという。「awoo AI」は、商品情報やユーザー行動をもとに、AIがハッシュタグを生成する機能を持つ。
出典:ネットショップ担当者フォーラム「ハニーズが回遊率2.2倍、CVR2.5倍に成功したEC施策とは? AIハッシュタグ導入が奏功」(大嶋喜子[執筆]2026年5月22日)/ https://netshop.impress.co.jp/n/2026/05/22/16079
手作業で始めるなら、切り口は「用途」「悩み」「場面」の3種類です。
同じワンピースでも「通勤」「レストラン」「体型カバー」で入り口が変わります。
売れ筋10商品×3切り口=30個の「小さな売り場の入り口」がまず作れます。
ステップ3:入り口をつなぎ、効果を「経由/非経由」で測る
作った切り口は、商品ページの関連リンクと特集ページに配置します。
大事なのは、ハニーズと同じ測り方をすることです。
タグや特集を経由した人と、しなかった人を分けて比較します。
経由者のCVR・購入点数が上回れば、その切り口は当たりです。
外れた切り口は言葉を変えて、翌月また試します。
この小さな検証の積み重ねが、ミニマム通販の回遊設計です。
ステップ4:回遊の言葉を「集客の言葉」に育てる
最後に、回遊設計の副産物を刈り取ります。
ハニーズの担当者は、原典でこう語っています。
検索で目的の商品を探すだけでなく、なんとなくサイトを見に来たユーザーにも「こういうものもあるんだ」と気づいていただける機会が増えた。ハッシュタグが増えたことで、ユーザーの見る選択肢が広がり、実際に回遊が増えている。加えて、これまで気づけていなかった需要キーワードが見えてきたことは、特集づくりやSEOを考えるうえでも大きなヒントになっている。(ハニーズ担当者)
出典:ネットショップ担当者フォーラム「ハニーズが回遊率2.2倍、CVR2.5倍に成功したEC施策とは? AIハッシュタグ導入が奏功」(大嶋喜子[執筆]2026年5月22日)/ https://netshop.impress.co.jp/n/2026/05/22/16079
サイトの中で見つかった「お客様の言葉」は、需要の一次データです。
クリックされた切り口を、そのまま特集タイトルや広告文に使えます。
サイト内回遊の設計が、SEOと広告の精度まで引き上げてくれるのです。
まとめ|回遊設計は利益率の設計である
広告費の高騰は、私たち小さな通販には止められません。
しかし、集めたお客様を1ページで帰さない設計は今日からできます。
回遊率約2.2倍・CVR約2.5倍というハニーズの数字が示すのは、伸びしろの大きさです。
まずは売れ筋10商品を、用途・悩み・場面の3切り口で言い換えてください。
その30個の入り口が、〔見込み客→顧客〕の階段の一段目になります。
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・カスタマージャニーが完結されていないのでリピート率が上がらない
・CRMにビッグデータ・AIを活用していないので自社の商品を買う事が前提で組んでいる
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