顧客のニーズと自社商品が提供できる価値を探るヒントのジョブ理論とは?!

顧客のニーズと自社商品が提供できる価値を探るヒントのジョブ理論とは?!

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From:通販プロデューサーの西村公児
自宅のリビングにて

「ジョブ理論」がネット通販の新商品の商品企画
のヒントに繋がればと思っています。

このジョブ理論は、ネット通販がプロダクトやサービスを
世の中に展開するうえで、
本当に顧客のニーズを掴むために有用な手段です。

ジョブ理論で重要視されるのが「ジョブ」その意味と定義です。

本題へ

消費者はサービスや商品などを利用するときに、
必ず「成し遂げたい目的」があります。

その目的を「ジョブ」と位置付けて、ニーズを探っています。

顧客のニーズと「自社商品が提供できる価値
とを照らし合わせて商品企画の骨子をロジックに作成します。

ヒット商品を起こすことは簡単ではありません。

なかなかビジネスのアイディアが浮かばないでしょうし、
そもそもなにから考えるべきか
途方に暮れると思います。

その時に有効なテクニックとして、
ジョブ理論を活用することをおすすめします。

なぜなら、発想ではなくロジックだからです。

ジョブ理論はイノベーション研究の権威である
クレイトン・クリステンセン先生が導き出した理論です。

よってメタ論文です。

顧客の顕在化していないニーズ、
いわばウォンツを拾い上げるための考え方です。

繰り返しますが、
ジョブ理論では、顧客が望みを叶えるためにとるべき行動
をジョブです。

ジョブを果たすためにサービスや製品を利用すること
を雇う、と呼んでいます。

「消費する」ではなく「雇う」
「ジョブ」の概念も理解しやすくなるでしょう。

全てのサービスは「与えるもの」
ではなく「利用してもらうもの」
という定義です。

そのうえで顧客のニーズを分解します。
・台頭するジョブ
・関連するジョブ
・感情的なジョブ
・社会的なジョブ

の4項目から分解します。
多角的に視点で確認していくのが魅力です。

その後は、ジョブを叶えるためのUVPストーリーを決めます。

事前に顧客が計画することから考えます。

・調査すること
・準備
・確認
・ジョブの開始
・監視
・修正
・継続

と常に顧客目線で細かくフェーズを定めることで、
顧客が描く理想の物語を作成していきます。

今はやりの顧客のカスタマージャーニーと同じです。
この段階で、新商品に欠かせない項目を両方とも満たして行きます。

ここまでの作業が終われば、
ジョブのアジェンダを作成して自社の商材を細かく分解します。

最後にジョブを中心として組織を組み直すことで、
新商品のアイディアをロジカルにカタチにできるのが魅力です。

そのジョブ理論を簡単に設定できるのが
ジョブマップです。

ジョブ理論によって顧客のジョブである新商品を分析することで
新商品への顧客創造に役立つことは分かりました。

しかし、どんな手順で作成するかもお伝えしておきます。

ジョブマップとはジョブ理論を作成するために
用意されたフレームワークです。

手順にしたがって項目を埋めていくことで
時間や手間をカットできます。

ジョブ理論から自社の新商品のアイディア
に当てはめられます。

ジョブ理論から新商品のアイディアを
カタチにする方法についても興味があることだと
思います。

顧客のジョブを正確にとらえることができれば、
成功への道筋が開かれます。

そのヒントは次の4つです。

1.生活に身近なジョブを探す
2.無消費と競争する
3.できれば避けたいこと
4.意外な使われ方

大手の市場調査に頼り切らず、
自分の生活の中にある片づけるべきジョブを探すことです。

新商品のアイディアの種を見つけることができます。
自分にとって重要なことは、他人にとっても重要なことである
可能性が高いということです。

無消費とはジョブを満たす解決策を見つけられず、
何も雇用しないことを指します

自社製品も競合製品も雇用していない人々に
着目することで目に見えない需要を見出すことができます。

就活ではなく、終活は正に、この無消費のジョブを満たす
市場になります。

可能性が無いと思われていた部分に
新たな成長機会を生み出すことができますよね。

既存の商品やサービスでは満足に解決できず、
顧客自身があれこれ工夫して自分なりに
対処しているジョブも存在します。

例えば、仕事が立て込んで忙しいスケジュールが詰まっている日の
朝に子どもが喉を痛めてしまった場合、

できることなら医者には行きたくない、
というネガティブなジョブがあります。

従来の通販のマーケティング手法に
物足りなさや行き詰まりを感じた場合には、

このブログで紹介している理論が
突破口のヒントになります。

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ABOUTこの記事をかいた人

株式会社ルーチェ代表取締役   年商600億円の上場企業の通信販売会社 で販売企画から債権回収のまで16年経験。 その後、化粧品メーカーの中核 メンバーとして5年マーケティングに参画。 大手エステ系企業の通販ビジネスのサポート で200%売上アップ。 ニュージーランドのシンボルフルーツ企業の 販促支援でレスポンス率を2倍アップ。 某健康食品会社の事業開発及び通販支援で 新規会員数が2,000名増加など、 通販ビジネスと、売れる商品開発のプロ として誰もが知る有名企業の ヒット商品の誕生に多数関わる。 売れる商品を発掘し、ヒット商品に変える 独自メソッド 「ダイレクト通販マーケティング理論」 を提唱。 中小企業から中堅企業をメインに、 企業に眠る“売れる商品”の発掘を数多く サポートしている。 国内の注目ビジネスモデルや経営者に焦点を 当てたテレビ番組「ビジネスフラッシュ」に出演。 また、著書にはベストセラーとなった、 伝説の通販バイブル(日本経済新聞出版社)がある。