買ったものではなく、叶えたかったことを教えてよ!と。

買ったものではなく、叶えたかったことを教えてよ!と。

From:通販プロデューサーの西村公児
自宅の仕事部屋にて

商品やサービスを購入した理由を聞く質問は、
学生にも私のコンサル支援会社の会社の両方とも同じように私は質問します。

それは、
買ったものではなく、叶えたかったことを教えてよ!と。

整理するために一度まとめてみました。
今回はその中のトピックジョブ理論です。

ビジネスの現場では、商品が「なぜ選ばれたのか?」
を明確に理解することが求められます。

マーケティングを学ぶ学生にとっても、
ただ商品の特徴や価格を分析するだけでは、本当の価値は見えてきません。

現代の顧客は多様な背景や感情を持ち、
その行動の背後には「人生を前に進めたい」という無意識の“ジョブ”が存在しています。

「ジョブ可視化マップ」は、その“顧客が本当に成し遂げたいこと”を整理し、
見える化するための思考ツールです。

しかし、学生の多くはマーケティングの分析を
「What=何を買ったか」や「How=どのように買ったか」
に終始してしまい、
「Why=なぜそれを選んだのか」という核心の問いを見落としがちです。

さらに、顧客自身も自分の本当の目的に気づいていないことが多いため、
表面的なアンケートや属性データだけでは見えてこない部分があります。

このままでは、マーケティング戦略において
大きな“思い込み”や“ズレ”が生まれやすくなります。

そこで、ジョブ可視化マップを使うことで、以下のような深い洞察が得られます:

顧客が商品を“雇用”した背景(時間帯、場所、心理状況)

購買時の感情や、他の選択肢との比較

顧客が本当に得たかった“進歩”や“目的”

たとえば、「ミルクシェイクを買う」行動を分析すると、
「朝の退屈な通勤時間を少しでも楽しくしたかった」
という感情や目的が見えてきます。

これは単なる飲料としての価値ではなく、
“気分を切り替えるための手段”としてミルクシェイクが
“雇われている”というジョブの発見につながります。

ジョブ可視化マップは、
「表面的な購買理由」→「背景にある状況」→「感情」→「本質的な目的」
という5層の構造で問いを深めていきます。

学生がこのワークシートを用いて自分の体験や観察を整理することで、
「顧客の真のニーズに寄り添ったマーケティング提案」
ができるようになります。

授業内でグループワークとして共有することで
自分には見えていなかった他者の気づきを得ることもでき、
仮説思考・観察力・共感力の育成にもつながります。

このマップの活用により、学生はデータの読み取り方だけでなく、
「問いを立てる力」や「文脈を見抜く力」を養い、
ビッグデータを“使いこなす”マーケターとしての第一歩を踏み出すことができます。

以下の5つのステップに沿って、自分自身または他者の購買行動を掘り下げてみましょう。

① What(表面的な目的) 何を買ったのか?それは何のためか?
② When/Where(状況) いつ・どこで・どんな状況で買ったか?
③ How(他の選択肢)   他には何を選ぶ可能性があったか?
④ Feel(感情)      その時どんな気持ちだったか?
⑤ Why(本質的な目的) 最終的に何を叶えたかったのか?

データを扱う人間は、本当にマーケティングの本質を見失うと
データそのものに価値がうまれません。

詳細はこちらをご参考にしてみて下さい!

追伸1
ご興味をお持ちの方は、
ぜひ以下より、入手ください。
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Amazonの顧客分析テンプレート(β版)の入手ページはこちら:
※解説動画あり

追伸2
まずは、自社ECの「よくある間違い
についてお読みください。

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・ネットでスタートしているので紙媒体の同梱物の制作の作り込みが甘い
・カスタマージャニーが完結されていないのでリピート率が上がらない
・CRMにビッグデータ・AIを活用していないので自社の商品を買う事が前提で組んでいる
・広告のみに依存しているので自然検索からの流入がない

このような問題からの課題発見から改善策の提案から実行まで
御社に訪問してお手伝いいたします。

これが通販コンサルティング事業の考え方になっています。

企業HPはこちら
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http://luce-consulting.com/

東洋経済オンライン掲載 記事
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http://toyokeizai.net/articles/-/125443

地上波、ビジネスフラッシュに出演
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ABOUTこの記事をかいた人

株式会社ルーチェ代表取締役   年商600億円の上場企業の通信販売会社 で販売企画から債権回収のまで16年経験。 その後、化粧品メーカーの中核 メンバーとして5年マーケティングに参画。 大手エステ系企業の通販ビジネスのサポート で200%売上アップ。 ニュージーランドのシンボルフルーツ企業の 販促支援でレスポンス率を2倍アップ。 某健康食品会社の事業開発及び通販支援で 新規会員数が2,000名増加など、 通販ビジネスと、売れる商品開発のプロ として誰もが知る有名企業の ヒット商品の誕生に多数関わる。 売れる商品を発掘し、ヒット商品に変える 独自メソッド 「ダイレクト通販マーケティング理論」 を提唱。 中小企業から中堅企業をメインに、 企業に眠る“売れる商品”の発掘を数多く サポートしている。 国内の注目ビジネスモデルや経営者に焦点を 当てたテレビ番組「ビジネスフラッシュ」に出演。 また、著書にはベストセラーとなった、 伝説の通販バイブル(日本経済新聞出版社)がある。