この冬は「記録的な暖冬」の可能性|ウェザーニューズの予測に学ぶ季節商品のご案内の時期

季節商品とは|この冬は「記録的な暖冬」の可能性。ウェザーニューズの予測に学ぶ、暦ではなく気温でご案内する設計

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From:通販プロデューサーの西村公児
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季節商品とは、季節や気温で求められる量が変わる商品です。
たとえば、冬の暖房用品や鍋の素がそうです。

実は、この冬は記録的な暖冬の可能性があるという予測が出ました。
そこで、今日はその予測を一緒に読みます。

まず、私の考えを先にお伝えします。
季節商品のご案内は、暦ではなく気温で出すものだと考えます。

つまり、毎年同じ日に出せばよいとは限らないと考えます。
そう考えると、ご案内の時期の決め方も変わってきます。

ウェザーニューズの予測と季節商品の需要

まず、取り上げるのは株式会社ウェザーニューズの発表です。
そして、名前は「秋冬の小売需要傾向2026」です。

この話は、ネットショップ担当者フォーラムが報じました。
なお、発表は2026年10月20日です。

ただし、これはあくまで予測です。
そのため、実際の天気はこれから変わることがあります。

なお、気象情報の会社がまとめた冬の見通しです。
そして、気温と商品の需要の傾向を合わせて示しています。

この冬は「記録的な暖冬」の可能性

気温は全国的に平年より高く、「記録的な暖冬」となる可能性もあります。
出典:株式会社ウェザーニューズ「秋冬の小売需要傾向2026」(2026年10月20日)

さらに、初雪も全国的に平年より遅い見通しです。
しかも、東〜西日本の太平洋側では観測されない地点もありそうです。

なお、寒さのピークや地域ごとの見通しも示されています。
ただし、ここでは冬物の需要に関わる部分だけを読みます。

季節商品の需要は一時的な冷え込みで立ち上がる

次に、商品の需要の見通しを見ます。
実は、需要の立ち上がりについての見通しです。

秋冬の商品需要の立ち上がりはゆっくりで、春物へのシフトが早い予想。一時的に気温が下がるタイミングで、おでん、鍋つゆ、フリース、ダウンジャケット、ヒーター、こたつ、毛布、カイロなど冬物商品の需要が増えそうです。
出典:同発表(要旨)

つまり、冷え込むタイミングで需要が増えそうという見立てです。
また、冬物の需要は長くは続かない可能性もあるそうです。

フリースは最高気温15.5℃が分かれ目

さらに、目を引いたのが気温の分かれ目の分析です。
それは、過去5年分の7月から翌年1月のデータによるものです。

最高気温28.5℃から15.5℃の間ではフリースの検索数が増える傾向があり、15.5℃を下回ると下がる傾向。15.5℃は注目度が大きく変わる分岐点と言えそうです。
出典:同発表(要旨)

ただし、これは検索数の動きで売上ではありません。
しかも、フリースの分析であり、ほかの商品とは限りません。

また、2023年から2024年の冬の動きも紹介されていました。
たとえば、ヒーターやおでんは11月なかばに検索数を伸ばしています。

一方、フリースは年明け以降に検索数が下がっていました。
なお、これはフリースの検索数の動きです。

なぜ、季節商品を気温でご案内すると読むのか

ここからは、私の読み方です。
まず、気温に合わせればもっと売れるとは考えていません。

そのうえで、気になったことがあります。
それは、お客様が冬物を思い出すきっかけです。

たとえば、朝の空気が冷たいと感じたときかもしれません。
むしろ、カレンダーをめくったときではないのかもしれません。

だからこそ、季節商品は気温でご案内するものだと考えます。
私は、そう読みました。

手順1 季節商品を1つ選び、目安の気温を決める

まず、ここからの手順は私からのご提案です。
そして、自社の季節商品を1つだけ選びます。

次に、欲しくなる目安を何℃を下回ったころかで仮に決めます。
たとえば、過去に注文が増えた日の天気を振り返ります。

なお、15.5℃はフリースの検索の分析での数字です。
ですから、商品や地域によって目安は違うと考えます。

手順2 週に1回、冷え込む日を確かめる

次に、天気予報で冷え込みそうな日を確かめます。
ただし、毎日見る必要はありません。

たとえば、月曜の朝に2週間分の最高気温を見ます。
そして、目安を下回りそうな日に印をつけておきます。

また、予報は変わるので週ごとに見直します。
そうすれば、印をつけた日もずれにくくなります。

手順3 冷え込む前に昨年のお客様へ一言

さらに、冷え込む少し前に短いご連絡を送ります。
そして、送るのは昨年その季節商品を買ってくださった方です。

たとえば、「そろそろ朝晩が冷えてきますね」と書き出します。
なぜなら、知ってくださる方から始めるのがよいと考えるからです。

そのため、昨年のご注文の記録を先に用意しておきます。
また、文面は短い一言で十分です。

手順4 季節の終わりのご案内も早めに用意する

そして、季節の終わりのご案内も前倒しで用意します。
実際、春物への関心が早く高まる可能性も示されていました。

たとえば、冬物のお手入れやしまい方のご案内があります。
なお、仕入れや在庫の判断はお店ごとの事情に合わせてください。

手順5 季節商品のご連絡の記録を1行残す

最後に、ご連絡を送った日と気温と反応を書き留めます。
そうすれば、1年後には自社の目安が見えてくると考えます。

また、それが来年のご案内の時期を決めるものさしになります。
つまり、記録が次の季節のお声がけを助けてくれます。

決まった日の直線から、季節に寄り添う同心円へ

ここからは、私の読み方です。
まず、直線は決まった日に一斉にご案内を出します。

そのため、暖かい年には「まだ早い」と感じられがちです。
しかも、冷え込んだ日にはもう別のお店で買われているかもしれません。

これに対して、同心円はお客様の季節に寄り添ってめぐります。
すなわち、ちょうど思い出したときにお声がけが届きます。

だからこそ、季節商品のご案内は関係づくりだと考えます。
私は、そう読みました。

ここは、私からのご提案です。
季節商品のご案内を、暮らしに合わせたお声がけとして扱ってください。

そして、その繰り返しが100日ファン化計画と重なると考えます。
つまり、季節がめぐるたびに関係が育っていきます。

まとめ|季節商品は暦ではなく気温でご案内する

では、今日の要点をまとめます。
この冬は記録的な暖冬の可能性があるという予測でした。

ただし、予測は変わりうるもので、検索数は売上ではありません。
そして、ここからの手順は私からのご提案です。

まず、季節商品を1つ選び、目安の気温を仮に決めます。
次に、週に1回、冷え込む日を確かめます。

さらに、冷え込む前に昨年のお客様へ一言お送りします。
そして、季節の終わりのご案内も早めに用意します。

また、送った日と気温と反応を1行ずつ書き留めます。
こうして、ご案内の時期を自社の記録で決めていけます。

1人の熱中が、100人の推し活を生む。
今日は、自社の季節商品を1つ選んでみてください。

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ABOUTこの記事をかいた人

株式会社ルーチェ代表取締役   年商600億円の上場企業の通信販売会社 で販売企画から債権回収のまで16年経験。 その後、化粧品メーカーの中核 メンバーとして5年マーケティングに参画。 大手エステ系企業の通販ビジネスのサポート で200%売上アップ。 ニュージーランドのシンボルフルーツ企業の 販促支援でレスポンス率を2倍アップ。 某健康食品会社の事業開発及び通販支援で 新規会員数が2,000名増加など、 通販ビジネスと、売れる商品開発のプロ として誰もが知る有名企業の ヒット商品の誕生に多数関わる。 売れる商品を発掘し、ヒット商品に変える 独自メソッド 「ダイレクト通販マーケティング理論」 を提唱。 中小企業から中堅企業をメインに、 企業に眠る“売れる商品”の発掘を数多く サポートしている。 国内の注目ビジネスモデルや経営者に焦点を 当てたテレビ番組「ビジネスフラッシュ」に出演。 また、著書にはベストセラーとなった、 伝説の通販バイブル(日本経済新聞出版社)がある。