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From:通販プロデューサーの西村公児
自宅の仕事部屋にて
ブラックフライデーとは、アメリカの感謝祭の翌日の金曜日を中心にしたセールです。
最近は、日本でも小売や通販で広く行われるようになりました。
実は、このブラックフライデーについて考えさせられる発表がありました。
そこで、今日はその発表を一緒に読みます。
まず、私の考えを先にお伝えします。
ブラックフライデーは、値引きを競うだけの日ではないと考えます。
むしろ、注文をどの順番で届けるかが問われる日とも読めます。
そう考えると、セールの準備も変わってきます。
イオンのブラックフライデー先行セール
まず、取り上げるのはイオンのネット先行セールの発表です。
なお、発表は2026年10月27日です。
イオンは、ネットショップで先行セールを開いています。
具体的には、10月31日から11月16日までの期間です。
一方で、店舗のブラックフライデーは11月20日から始まります。
また、セール価格の商品は約600点だそうです。
さらに、「ほとんど全品15%OFF」クーポンの対象は約5万点です。
ただし、一部の商品は対象外とされています。
ブラックフライデーの前倒しと注文の集中
近年、ブラックフライデーは年間最大セールとして定着し、オンラインでお買物をされるお客さまが増加する一方、短期間にご注文が集中することで、出荷・配送への負荷が高まることも課題となっています。
出典:イオン株式会社「過去最速10/31から!イオン ブラックフライデー「ネット限定先行セール」スタート」(2026年10月27日)
そこで、イオンはセールの始まりを前倒ししました。
具体的には、昨年の11月11日から今年は10月31日です。
さらに開催期間を昨年の9日間から今年は16日間へ拡大するとともに、先行セール終了から11月20日のブラックフライデー本セールの開始まで一定の期間を設けることで、受注・出荷作業の集中を抑え、出荷・配送作業の平準化を図ります。
出典:同発表
つまり、発表は受注と出荷の分散を狙いに挙げています。
また、商品をより円滑に届ける体制を整えるとしています。
お客様にとっての「ゆっくり選べる」
お客さまにとっても、ブラックフライデーのお買得商品を早い時期からオンラインでゆっくりと選べるほか、先行セール終了後には店頭で商品を買い足すなど、オンラインと店舗を使い分けながら長期間お買物を楽しんでいただけます。
出典:同発表
また、iAEON IDでログインして応募するキャンペーンもあります。
具体的には、限定グッズが抽選で100名に当たる企画です。
報道によると、イトーヨーカ堂もネット通販の企画を店舗より先に始めました。
具体的には、期間は10月30日から11月30日までです。
ブラックフライデーに名簿が要ると私が読んだ理由
ここからは、私の読み方です。
まず、今日の話は全国に物流を持つ会社の取り組みです。
ですから、小さな会社がそのまま同じことをする話ではありません。
そのうえで、気になった一文があります。
それは、注文の集中で出荷・配送の負荷が高まるという一文です。
だとすると、小さな会社ならなおさらではないでしょうか。
というのも、発送が遅れるとはじめての方を待たせるからです。
しかも、最初の体験が「待たされた」になるかもしれません。
すると、2回目に来てくださる可能性も下がるかもしれません。
だからこそ、届け方の順番が大切だと考えます。
では、注文の集中は何で分けられるのでしょうか。
その順番を決める道具が名簿だと考えます。
私は、そう読みました。
では、注文を分けて丁寧に届ける手順に移ります。
手順1 1日に出せる数を知る
まず、ここからの手順は私からのご提案です。
去年のセールで、1日に何件発送できたかを数えます。
たとえば、梱包の人数や作業の時間から出せる数をつかみます。
この数が、期間と順番を決める物差しになると考えます。
また、セールの前に梱包の材料も数えておきます。
材料が足りないと、出せる数も減ってしまうからです。
手順2 ブラックフライデーの期間を広げる
次に、セールの期間を1日に出せる数に合わせて決めます。
たとえば、3日間より1週間のほうが注文は落ち着きやすいと考えます。
また、煽るための短い期限はつけません。
むしろ、届けられる期間を優先します。
さらに、次のセールとのあいだに間をあけることも考えます。
参考までに、イオンも先行と本セールのあいだに期間を設けるとしています。
手順3 名簿の方に先にご案内する
さらに、名簿の方に先にご案内する日をつくります。
たとえば、名簿の方は1日目から、一般の方は3日目からです。
すると、注文が自然に分かれるかもしれません。
しかも、いつものお客様へのお礼にもなると考えます。
ただし、ご案内の日程はあらかじめ全員に書いておきます。
なぜなら、あとから知った方の不満を防げるからです。
手順4 お届けの目安を先に書く
そして、はじめての方にはお届けの目安を先に書きます。
たとえば、「ご注文から◯日ほどでお届けします」の一言です。
なぜなら、先に伝えておくと待つ時間も納得していただきやすいからです。
また、遅れるより先に伝えるほうが信頼を守れると考えます。
さらに、お届けが遅れそうなときは早めにお知らせします。
その一言で、待つ不安は小さくなると考えます。
手順5 セールのあとは値引き以外で
最後に、セールで初めて買った方にお届けのあと一言伺います。
そのうえで、2回目のご案内は値引き以外の内容にします。
たとえば、使い方のコツやよくいただくご質問への答えです。
こうして、次のセールまで待たせずにつながれると考えます。
なお、ご案内を送るのは了解をいただいた方だけです。
また、送る回数は最初は1回で十分だと考えます。
ブラックフライデーは直線から同心円へ
ここからは、私の読み方です。
まず、直線のファネルでは一度に集めて送りきれずに終わります。
その結果、はじめての方を待たせてしまいます。
しかも、2回目につながる前に関係が途切れます。
これに対して、同心円では名簿の方から順にご案内します。
そして、丁寧に届けて2回目につなぐのではないでしょうか。
だからこそ、セールでも「集めて売る」が要だと考えます。
私は、そう読みました。
ここは、私からのご提案です。
届け方の丁寧さで選ばれる日にしてみてください。
そして、その積み重ねが100日ファン化計画と重なると考えます。
また、名簿の方との関係も少しずつ育っていきます。
まとめ|ブラックフライデーは届け方の順番で選ばれる
では、今日の要点をまとめます。
イオンは、ネット先行セールを過去最速の10月31日に始めました。
また、期間を9日間から16日間に広げています。
その狙いは、注文の集中を分けることでした。
ここからは、私からのご提案です。
まず、1日に出せる数を知ります。
次に、ブラックフライデーの期間を広げます。
さらに、名簿の方に先にご案内します。
そして、お届けの目安を先に書きます。
最後に、セールのあとは値引き以外でつながります。
こうして、丁寧に届けて選ばれると考えます。
セールのたびに、お付き合いも深まっていくはずです。
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今日は、去年のセールで1日に何件発送できたかを数えてみてください。
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