100日ファン化計画|CRMの数字を、人の物語に戻す

通販のファネル化で科学的に成功するにはどうするのか?

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From:通販プロデューサーの西村公児
自宅の仕事部屋にて

100日ファン化計画とは、購入から100日の接点を先に決めておく考え方です。

つまり、起きてから対応するのではなく、起きる前に置いておきます。

まず、なぜ100日なのかをお伝えします。

多くの通販商材では、3回目の購入がこの期間に入ります。

しかも、離脱もこの期間に集中します。

したがって、勝負はほぼこの100日で決まります。

そこで今日は、5つの節目に何を置くかを整理します。

ただし、システムの入れ替えは必要ありません。

前提|100日ファン化計画は、5つの節目でできている

100日ファン化計画は、次の5点で組みます。

まず、0日目。着地した最初の画面と、購入直後の1通です。

次に、7日目。使い方が分からず止まる時期の声かけです。

そして、30日目。2回目へ進む距離を縮める時期です。

さらに、60日目。2品目という選択肢を渡す時期になります。

最後に、100日目。役割をお渡しし、関わっていただく時期です。

なぜなら、この5点を外すと、あとは偶然に任せることになるからです。

前提|多くの会社は、100日ファン化計画の期間を放置している

ところが実際には、この100日に何も置かれていません。

具体的には、購入完了メールのあとは配信メールだけになります。

しかも、その配信は全員に同じ内容が届きます。

そのため、7日目に困っている方も、60日目の方も、同じ案内を受け取ります。

つまり、100日は放置され、101日目に休眠として発見されます。

なお、これは怠慢ではありません。

むしろ、置く場所が決まっていないだけです。

前提|CRMの数字を、人の物語に戻す

ここまでの8本は、この100日を分解したものでした。

まず、誰を追うのかを決めます(優良顧客の定義)。

次に、その中の1人を見つけます(語ってくださった方)。

そして、2回目の距離を縮めます(F2転換)。

さらに、回数の節目で渡すものを変えます(3回と10回)。

一方で、離れる兆候を拾います(優良休眠)。

そのうえで、声を企画の入口に移します(顧客の声)。

こうして、推しが生まれる条件が揃います(名前・変化・順番)。

最後に、次のお客様へつながります(顧客紹介)。

要するに、CRMとは数字の管理ではなく、人の物語を切らさない設計です。

事例|20年の現場で確かめてきたこと

私は20年以上、通販の事業会社で実務を続けてきました。

年商600億円規模の通販企業で、社員として現場に立ってきました。

さらに、ゼロイチから11の事業を立ち上げています。

その中で、伸びた事業に共通していたのは規模ではありませんでした。

100日のあいだに、何通届くかが決まっていたことです。

実際、5点が置かれている事業は、広告費を増やさなくても数字が伸びました。

一方、置かれていない事業は、広告を止めた月に一気に落ちました。

だから私は、施策より先に暦をつくってくださいとお伝えしています。

事例|「依存しない」通販とは何か

私は『【小さな会社】ネット通販 億超えのルール』を書きました。

版元はすばる舎で、2017年12月18日の刊行です。

同書の内容紹介には、こうあります。

「集客をポイントやキャンペーンに依存せず、リピート率が高く、売上だけでなくキャッシュもしっかり会社に残る」通販をつくる、と。

また『伝説の通販バイブル』(日経BP/2015年12月18日刊)では、LTVから物流、コールセンターまでの全体設計を扱いました。

つまり、両書に共通するのは同じ一点です。

売上は施策ではなく、設計から生まれるということです。

まとめ|100日ファン化計画を確かめる3つの問い

そこで、いまの自社を測ってみてください。

問1. 購入から100日のあいだに届く連絡は、全部で何通ですか。

問2. そのうち、購入者だけに向けた内容は何通ですか。

問3. 100日目に、あなたの会社は何をしていますか。

3つとも答えられるなら、暦はすでにできています。

一方、1つでも詰まったなら、100日は偶然に任されています。

まとめ|今日の一手

今日やることは、ひとつだけです。

紙に0日・7日・30日・60日・100日と書いてください。

そして、いま実際に届いているものだけを、その下に書き込みます。

空いている日が、あなたの会社の伸びしろです。

関連記事(前半):優良顧客とは熱狂的なファンの見つけ方F2転換とはリピート率の見方

関連記事(後半):休眠顧客とは顧客の声の集め方ファンマーケティングとは顧客紹介の増やし方

まとめ|次の段階へ

ここから先は、5つの節目に何を置くかを、自社の商材で決める作業になります。

もっとも、置くものは購入頻度・単価・在庫の持ち方で変わります。

自社がいまどの段階にいるのかを、まず確かめてみてください。

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ABOUTこの記事をかいた人

株式会社ルーチェ代表取締役   年商600億円の上場企業の通信販売会社 で販売企画から債権回収のまで16年経験。 その後、化粧品メーカーの中核 メンバーとして5年マーケティングに参画。 大手エステ系企業の通販ビジネスのサポート で200%売上アップ。 ニュージーランドのシンボルフルーツ企業の 販促支援でレスポンス率を2倍アップ。 某健康食品会社の事業開発及び通販支援で 新規会員数が2,000名増加など、 通販ビジネスと、売れる商品開発のプロ として誰もが知る有名企業の ヒット商品の誕生に多数関わる。 売れる商品を発掘し、ヒット商品に変える 独自メソッド 「ダイレクト通販マーケティング理論」 を提唱。 中小企業から中堅企業をメインに、 企業に眠る“売れる商品”の発掘を数多く サポートしている。 国内の注目ビジネスモデルや経営者に焦点を 当てたテレビ番組「ビジネスフラッシュ」に出演。 また、著書にはベストセラーとなった、 伝説の通販バイブル(日本経済新聞出版社)がある。