商品を紹介しない番組が、会員サービスの入口になった理由

会員限定コンテンツとは|商品を紹介しない番組が、会員の入口になった理由

単なる製品の販売を超えて
商品に社長の「らしさ」・「生き様」を
投影して、人の心に刺さるメッセージを
発信することで、小さな会社でも
小売業の変革を通販で実現する、

をビジョンに掲げ、
【共創価値を科学的にする】こと
を追い続けています。

あなたのビジョンと価値提供を
ギフトとして、最大限に引き出して

あなたの売上を最大化しながら世の中をよりよく照らし、
お客さまと共に共創しながら、
「売れないを売れるに変身させる」をテーマに

通販プロデュース業と通販専門のコンサルティング業
をメインに支援活動しています。

From:通販プロデューサーの西村公児
自宅の仕事部屋にて

会員限定コンテンツとは、無料で会う場所と名簿で会う場所をわける設計です。
まず、通販業界で起きた出来事からお伝えします。

1977年設立の日本直販が、商品を紹介しない番組を始めました。
発表は2026年9月1日です。

出演は、秋元康さんプロデュースのグループ「SHOW-WA」です。
番組名は『SHOW-WAの バトって!食べて!しゃべりまSHOW』といいます。

しかも、配信先の並べ方に設計が出ています。
そこで今回は、売らない動画を名簿に変える5つの手順をお伝えします。

会員限定コンテンツとは何か、いま何が起きているのか

まず、番組の中身です。
メンバーが日本直販の商品をかけて、ゲームで対決します。

さらに、グルメを楽しみながらエピソードを語ります。
第1回は「ロシアンたこ焼き」、第2回は「ロシアンいなり寿司」です。

つまり、商品の説明は主役ではありません。
ところが、配信先を見ると意図がはっきりします。

配信先は3つです。
まず、公式Xと公式YouTubeの2つがあります。

そして3つ目が、「日本直販スマイルサポート」の会員向けコンテンツです。
つまり、無料の場所と会員の場所が並んでいます。

そのため、順番が生まれます。
一部を無料で公開し、そのあとを会員限定へ移す予定だと発表されています。

なお、スマイルサポートは有料の会員サービスです。
割引や特典だけでなく、独自のコンテンツを楽しめる場だと説明されています。

実は、助走もありました。
SHOW-WAとMATSURIは、2026年3月に就任しています。

しかも、肩書きは日本直販の公式アンバサダーです。
したがって、半年かけて温めた接点だと分かります。

要するに、会員限定コンテンツとは単なる有料の壁ではありません。
無料で会う場所と、名簿で会う場所をわける設計です。

手順1 売らない枠を、週に1本だけ決める

まず、売らない枠を1つだけつくります。
週に1本で構いません。

決めることは1つです。
その回では商品名を出さない、と先に決めます。

たとえば、仕入れ先を訪ねた日の写真だけでも成立します。
動画である必要は、まったくありません。

実際、日本直販が始めたのはゲームと実食の番組でした。
カタログでも、実演販売でもありません。

ただし、会員限定コンテンツの枠と混同しないでください。
売らない枠は、まだ誰でも見られる場所に置きます。

手順2 会員限定コンテンツの入口と奥をわける

次に、無料と会員をわけます。
入口は誰でも見られる形で置きます。

一方、続きは名簿の中だけに届けます。
メルマガでも、LINEでも、会員ページでも同じです。

ただし、無料側で全部を出し切らないでください。
入口だけで完結すると、名簿に入る理由が消えます。

なお、有料会員がいなくても始められます。
「登録者だけに送る回」を1本置けば、それが奥になります。

手順3 測る窓を、配信当日から100日へ伸ばす

そのうえで、測る窓を伸ばします。
配信当日ではなく、100日で数えます。

なぜなら、当日のクリック率は表面の数字だからです。
その下で、来店や検索が動いています。

具体的には、名簿に入った日を起点にします。
そして、100日以内の初回購入・来店・再訪問の3つを記録します。

その結果、売らない接点の見え方が変わります。
当日の売上がゼロでも、赤字ではなかったと分かります。

ちなみに、会員限定コンテンツの成果も当日には出ません。
だからこそ、記録する日付を先に決めておきます。

手順4 世界観と「中の人」を、文面に残す

最後の仕上げとして、書き手を残します。
誰が書いたのか分かる一行を足すだけです。

たとえば「担当の◯◯です」で構いません。
顔を出す必要は、まったくありません。

もっとも、整った文章ほど体温が抜けやすくなります。
だから、その日の出来事を1つだけ添えます。

手順5 次に会う約束を、必ず置く

そして、次に会う約束を置きます。
「来週も同じ時間に出します」の一行です。

実際、日本直販は第1回と第2回の内容まで先に出していました。
次があると分かるから、会員になる意味が生まれます。

一方、予定のない接点はその回で終わります。
ところが、予定を置いた瞬間に点が線になります。

【見出し2】数字で見る、会員限定コンテンツのいま

ここで、調査データを見ます。
ライトアップとユミルリンクの共同調査です。

調査は2026年7月17日、全国1,000人に実施されました。
対象は20歳以上で、企業のメールマガジン登録者です。

まず、その場では動かない方が80.7%でした。
後から開封・利用することがある、と答えています。

次に、後から取った行動です。
Webでのクーポン利用が39.0%でした。

さらに、Web・SNSでの検索が37.4%です。
店舗への来店・購入は35.3%にのぼります。

つまり、店舗で買った方が3人に1人います。
この数字は、当日のクリック率には乗ってきません。

また、好意の理由も出ています。
企業の世界観・価値観が34.7%でした。

しかも、「中の人」の温かみが31.9%です。
継続購読の理由の1位はクーポン・会員特典で41.6%でした。

ところが、強い好意をつくっていたのは割引ではありません。
世界観と、書き手のほうでした。

なお、こんな数字もあります。
「生成AIらしさ」を感じた経験がある方が46.3%です。

ちなみに、20代では62.4%にのぼります。
60代以上でも36.3%でした。

そのうえで、会員限定コンテンツの設計に戻ります。
後から動く方が8割なら、後から届く場所を持つ意味があります。

直線ファネルから同心円ファネルへ

集めて、売って、終わる。
これが直線ファネルです。

一方、集めて、名簿に入れて、100日通う
これが同心円ファネルです。

したがって、売らない番組は直線では説明できません。
同心円で見て初めて、入口として意味を持ちます。

むしろ、小さな会社ほどこの転換が効きます。
広告費で毎日新しい人を集め続けるのは、体力の勝負だからです。

また、すでに名簿にいる方と100日どう過ごすかが要になります。
そこに、小さな会社の勝ち筋があります。

まとめ|会員限定コンテンツの次にくる100日

最後に、5つの手順を並べます。
売らない枠を週1本決める、無料と会員をわける、の2つが土台です。

そして、測る窓を100日に伸ばす、書き手を残す、次の約束を置くと続きます。
どれも予算を使いません。

つまり、会員限定コンテンツは仕組みの名前です。
売り方の名前では、ありません。

今日は、今週の配信から「売らない回」を1本決めるところまでで十分です。
決めた瞬間に、測る物差しが変わります。

1人の熱中が、100人の推し活を生む。
そこから、100日が始まります。

あなたの事業はいまどの段階?

通販専門のコンサルティングって何?
更に、通販の実践基準書 はこちらから!

通販専門のコンサルティングって何?

ネット通販のビジネスを本気で伸ばしていきたいと
お考えの経営者のあなたに対して20年以上現役で通販の
事業会社で実務を実践し、ゼロイチから11の事業を成功させた専門家である、
売れる通販プロデューサー西村公児が数値にコミットメントして、
あなたのネット通販事業の業績を大幅に伸ばすコンサルティングを総合的に行います。

これまで年商600億円レベルの通販企業の社員実務の経験から、
あなたの会社のステージに合った最適な施策を実施していきます。

ほとんどのネット通販の企業は、更なる成長を行っていくうえでステージごとに
実行すべき施策とKPIの抜け・漏れがあるため全体的な6ステップを踏む事ができていません。

・ネットでスタートしているので紙媒体の同梱物の制作の作り込みが甘い
・カスタマージャニーが完結されていないのでリピート率が上がらない
・CRMにビッグデータ・AIを活用していないので自社の商品を買う事が前提で組んでいる
・広告のみに依存しているので自然検索からの流入がない

このような問題からの課題発見から改善策の提案から実行まで
御社に訪問してお手伝いいたします。

これが通販コンサルティング事業の考え方になっています。

企業HPはこちら
↓↓↓↓
http://luce-consulting.com/

東洋経済オンライン掲載 記事
↓↓↓↓
http://toyokeizai.net/articles/-/125443

ABOUTこの記事をかいた人

株式会社ルーチェ代表取締役   年商600億円の上場企業の通信販売会社 で販売企画から債権回収のまで16年経験。 その後、化粧品メーカーの中核 メンバーとして5年マーケティングに参画。 大手エステ系企業の通販ビジネスのサポート で200%売上アップ。 ニュージーランドのシンボルフルーツ企業の 販促支援でレスポンス率を2倍アップ。 某健康食品会社の事業開発及び通販支援で 新規会員数が2,000名増加など、 通販ビジネスと、売れる商品開発のプロ として誰もが知る有名企業の ヒット商品の誕生に多数関わる。 売れる商品を発掘し、ヒット商品に変える 独自メソッド 「ダイレクト通販マーケティング理論」 を提唱。 中小企業から中堅企業をメインに、 企業に眠る“売れる商品”の発掘を数多く サポートしている。 国内の注目ビジネスモデルや経営者に焦点を 当てたテレビ番組「ビジネスフラッシュ」に出演。 また、著書にはベストセラーとなった、 伝説の通販バイブル(日本経済新聞出版社)がある。