流通額が10年間伸び続けるJR東海「いいもの探訪」に学ぶコラボ商品

コラボ商品とは|流通額が10年間伸び続けるJR東海の通販サイト「いいもの探訪」に学ぶ、知っていただく入口の設計

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From:通販プロデューサーの西村公児
自宅の仕事部屋にて

コラボ商品とは、2つの会社が持ち味を持ち寄る商品です。
そして、組む相手のお客様に出会える商品でもあります。

実は、参考になる通販サイトの取り組みが報じられました。
そこで、今日はその内容を一緒に読みます。

今日は、JR東海の通販サイトのお話です。
そして、小さな会社の手順もお伝えします。

まず、私の考えを先にお伝えします。
コラボ商品は、自社を知っていただく入口です。

コラボ商品を扱うJR東海の「いいもの探訪」

まず、運営は東海旅客鉄道株式会社です。
そして、沿線の逸品を通販で届けています。

また、報道によると扱うのは沿線10府県の商品です。
つまり、沿線の生産者の商品を販売しています。

なお、同社は地域の活性化に取り組むと説明しています。
そして、その相手は沿線の生産者の皆さまです。

さらに、10月13日に通販の専門紙が取り上げました。
そこで、今日はその記事を手がかりにします。

なお、サイトの説明は同社の発表資料で読めます。
そして、最近の様子は通販の専門紙が伝えています。

流通額は直近10年間、毎年伸びていると報道

まず、数字を見ていきます。
報道の要旨は、次のとおりです。

「いいもの探訪」の流通額は、直近10年間、毎年右肩上がりで推移している。
出典:日本ネット経済新聞「JR東海、ECサイト「いいもの探訪」展開 コラボやポイントでファン拡大」(2026年10月13日・要旨)

ただし、金額と伸び率は確認できませんでした。
そのため、報道の内容だけをお預かりします。

コラボ商品の例は、新幹線の木箱に入ったそうめん

次に、記事が挙げている商品をご紹介します。
それは、地元の事業者と一緒につくる限定の商品です。

たとえば、そうめん新幹線という商品があります。
そして、鉄道をモチーフにした商品は人気だそうです。

また、サイトを知るきっかけになっていると報じられました。
さらに、同社の発表資料にもこの商品が出てきます。

「そうめん新幹線」シリーズは「いいもの探訪」で人気の商品で、奈良県・三輪の老舗「池利」が手がける。新幹線を描いた専用の木箱に、車両をイメージした色そうめんが入っている。
出典:東海旅客鉄道株式会社ほか ニュースリリース(2022年7月26日・要旨)

つまり、中身は老舗がつくるそうめんです。
そして、箱は新幹線を描いた木箱です。

記事は買ったあとの取り組みも伝えています

さらに、記事は買ったあとの取り組みも伝えています。
まず、1つ目は姉妹サイトと共通のポイントです。

そして、姉妹サイトの会員は約20万人と書かれています。
また、2つのサイトでお客様を紹介しあっています。

次に、2つ目は週に1回のメールマガジンです。
つまり、季節の商品や新しい商品を知らせています。

さらに、3つ目は百貨店で開く催事です。
そして、この催事は今年で9回目になりました。

また、出店者は延べ100を超えるそうです。
なお、この段の数字はいずれも報道によるものです。

コラボ商品になぜ目を向けるのか

ここからは、私の読み方です。
まず、読めた範囲では理由は1つに絞られていません。

そのため、コラボ商品をつくれば売れるとは考えていません。
そのうえで、気になったことがあります。

それは、そうめんをつくる老舗の立場です。
つまり、読者の皆さまに近いのは老舗のほうです。

まず、そうめんはそうめんが好きな方が探して買います。
ところが、木箱に入ると別の方の目にとまります。

たとえば、新幹線が好きな方です。
また、お孫さまが新幹線に夢中な方もいらっしゃいます。

しかし、つくり手は変わっていません。
つまり、変わったのは出会う相手です。

だから、コラボ商品は相手の看板をお借りする入口です。
私は、そう読みました。

手順1 お客様がほかに好きなものを3つ書き出す

まず、ここからの手順は私からのご提案です。
そして、お客様がほかに好きなものを3つ書き出します。

たとえば、レビューやはがきの言葉から拾います。
なぜなら、そこに趣味やご家族の話が出てくるからです。

そして、その一言が組む相手を探す手がかりになります。
また、最初は10件読み返すだけで結構です。

手順2 コラボ商品の相手を1社だけ決める

次に、組む相手を1社だけ決めます。
ただし、大きな会社である必要はありません。

たとえば、地元の鉄道や書店や器の作り手です。
つまり、同じお客様を別の角度から大切にする相手です。

また、選ぶ目安は紹介されてうれしいかどうかです。
もっとも、これは私の考えです。

手順3 中身は変えず、箱を1つだけ一緒につくる

さらに、最初の1つは中身を変えずにつくります。
なぜなら、新しい中身は時間も費用もかかるからです。

そこで、いまの商品を相手の世界の箱に入れます。
そして、数量は先に決めておきます。

ただし、相手の名前や絵柄を使う条件は書面で決めます。
なお、契約の内容は専門家にご確認ください。

手順4 箱の中に自己紹介の1枚を入れる

そして、箱の中に自社を紹介する1枚を入れます。
なぜなら、初めての方は自社をまだご存じないからです。

そこで、誰がどこでつくっているかを書きます。
さらに、次の便りを受け取る方法も添えます。

つまり、入口をくぐった方の行き先を用意します。
なお、続けていただく工夫は以前の記事に書きました。

手順5 互いのお客様に1回ずつ紹介しあう

最後に、相手と互いのお客様に紹介しあいます。
ただし、小さな会社に共通のポイントは要りません。

たとえば、互いのメールマガジンで1回ずつ紹介します。
そうすれば、2つの輪が少しずつ重なっていきます。

限定品を売って終わる直線から、行き来で広がる同心円へ

まず、直線は限定品を売ったところで終わります。
そのため、初めてのお客様との関係は続きません。

これに対して、同心円は互いのお客様が行き来します。
つまり、1つの箱から2つの輪が広がります。

ここは、私からのご提案です。
コラボ商品が届いた日を、新しいお客様の1日目と数えます。

そして、その日から便りを届けていきます。
つまり、100日ファン化計画の中にコラボ商品を置きます。

まとめ|コラボ商品は知っていただく入口の設計

最後に、今日の要点をまとめます。
コラボ商品は、誰に出会いたいかから整えます。

まず、お客様がほかに好きなものを3つ書き出します。
次に、組む相手を1社だけ決めます。

さらに、中身を変えずに箱を1つ一緒につくります。
そして、箱の中に自己紹介の1枚を入れます。

また、互いのお客様に1回ずつ紹介しあいます。
つまり、限定品を売って終わる直線から離れます。

そして、行き来で輪が広がる同心円ファネルへ移ります。
最後に、いつもの一言で締めます。

1人の熱中が、100人の推し活を生む。
そして、今日はお客様の声を10件読み返してみてください。

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ABOUTこの記事をかいた人

株式会社ルーチェ代表取締役   年商600億円の上場企業の通信販売会社 で販売企画から債権回収のまで16年経験。 その後、化粧品メーカーの中核 メンバーとして5年マーケティングに参画。 大手エステ系企業の通販ビジネスのサポート で200%売上アップ。 ニュージーランドのシンボルフルーツ企業の 販促支援でレスポンス率を2倍アップ。 某健康食品会社の事業開発及び通販支援で 新規会員数が2,000名増加など、 通販ビジネスと、売れる商品開発のプロ として誰もが知る有名企業の ヒット商品の誕生に多数関わる。 売れる商品を発掘し、ヒット商品に変える 独自メソッド 「ダイレクト通販マーケティング理論」 を提唱。 中小企業から中堅企業をメインに、 企業に眠る“売れる商品”の発掘を数多く サポートしている。 国内の注目ビジネスモデルや経営者に焦点を 当てたテレビ番組「ビジネスフラッシュ」に出演。 また、著書にはベストセラーとなった、 伝説の通販バイブル(日本経済新聞出版社)がある。