どのように通販商品を流通させるのか？

ネット通販の商品企画というと、商品の性能・機能・仕様などを決めることが仕事だと思っていると思います。 あなたが、ネット通販の商品企画として新商品を市場に導入することはある意味正しい認識です。 しかし、ネット通販のマーケティング活動の一環としての意味合いの商品企画は違います。 通販マーケティング活動の一環で言う商品企画は、市場調査やターゲットになるお客さまの問題を的確に捉えて、どのように商品を流通させてどのメディアを使って商品の認知を上げて拡散していくのかいう全体設計図を構築していく必要があります。 通販マーケティングの商品企画は、商品の仕様・機能・スペックを決めていくことは二の次です。 もちろん、お客さまの視点に立った使い方やメリット・ベネフィットを考えて企画を作らなばなりません。 ネット通販の商品企画は、単なる製品の世の中にアップすることではありません。 商品企画とは、商品の性能・機能・仕様などは、大手の通販のテクニックです。 ネット通販の商品企画は、商品の中身であるバルクを決めていくことだけではありません。 素晴らしい製品ができても、その製品を作るにかかる投資の部分を明確にする必要があります。 その投資をどれだけ売れば回収できて利益があがるのかを数値にして事業計画を作成しておかないと商品企画ではありません。 このように商品企画は、たんに商品を作り上げることが仕事ではなく、その商品を作りにかかった投資回収をＫＰＩにしています。 さらに利益を計上できるところまで数値化しているのがプロの商品企画です。 商品企画の仕事は、「だれに」売るのかを決めることから始まります。 通販マーケティングのプロセスの商品企画とはは市場調査から流通販促までを包含したプロセスなのです。 マーケティング活動での商品企画は、まず最初に市場調査をして「だれに」を絞りこみます。 「だれに」に対してどのような商品の価値提供をすれば買ってもらえるか？ これを考えて企画するのが、通販マーケティングでいう商品企画です。 通販マーケティングでいう商品企画には、このような概念が含まれます。 ・ターゲットになる「だれに」の確定 ・製品の仕様・機能がターゲットの問題を解決しているのか？ ・どのような販売経路で売るのか？ ・どのメディアを使って商品を認知するのか？ ・儲かるビジネスモデルの構造か否か？ このように、マーケティング活動の中で商品企画をしていくと商品そのものというよりも、「だれに」というターゲットであるお客さま視点をもつことが重要です。 【追伸１】 通販専門のコンサルティングって何？