件数が多い時こそ分けて集めるSalesforceデータの賢い集計術

件数が多い時こそ分けて集めるSalesforceデータの賢い集計術

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From:通販プロデューサーの西村公児
自宅の仕事部屋にて

データ件数が増えるほど、分析の手間が増える。
でも本当の課題は、“多すぎること”そのものではなく、“扱い方”にあります。

ここでは、SalesforceなどのCRMツールでデータ件数が上限を超える場合の、
実務的で再現性の高い集計方法をお伝えします。

なぜ、件数が多いと分析が止まるのか?

多くの企業で共通して起きているのが、件数制限問題です。
たとえばSalesforceでは、
サマリーレポートは最大2,000件まで
CSVエクスポートは最大10万件まで

という上限があり、データ量が増えるほど分析対象が分断されてしまいます。

その結果、
「全部出せないから分析が進まない」
「一部だけ出しても全体傾向が見えない」
という中途半端な状態に陥ってしまうのです。

もし、分けて集める発想に変えたら?

ここで大切なのは、すべてを一度に出そうとしないことです。
上限を恐れるよりも、戦略的に分けて出すほうが、結果的に正確で速いのです。

たとえば請求年月・顧客IDごとのデータであれば、
1ヶ月ごと、あるいは四半期ごとに分割してエクスポートしてみる。

それらをExcelやGoogleスプレッドシートに取り込み、
ピボットテーブルで自動統合・集計します。

この“分割→統合”の考え方を取り入れるだけで、
制限を実質的に回避しつつ、正確なRFMU分析
Recency, Frequency, Monetary, User在籍期間が可能になります。

データが多いときの3ステップ整理法

Step1:絞り込みで分割する
まずはSalesforceで「期間」「会員属性」「商品カテゴリ」などを軸に、
データを10万件以内の単位で分割抽出します。
これにより、抽出上限を超える心配がなくなります。

Step2:Excel・スプレッドで自動統合する
抽出したCSVを複数枚まとめ、ピボットテーブルで
「顧客ID × 請求月 × 金額」を自動集計します。
たとえば以下のような関数で統合可能です。

=SUMIFS(Raw!C:C, Raw!A:A, 顧客ID, Raw!B:B, “>=2024/12/1”, Raw!B:B, “<=2025/11/30”)

この一式をRFMU分析フォーマットに当てはめると、
期間別の顧客行動が可視化され、スコアリングも容易になります。

Step3:BIツールで再利用する
次の段階では、Google Looker StudioやPower BIに接続し、
API経由で自動更新できるようにします。
これにより、毎月のエクスポート作業を自動化でき、
ダッシュボードでLTVがリアルタイムに見える状態を実現します。

集計は全部出すより定義して出す時代へ

件数が多いということは、それだけ顧客接点が増え、
事業が成長している証拠でもあります。

だからこそ、闇雲に全データを出すよりも、
「分析に必要な定義」を決めて出すことが重要です。

何を分析したいのか(売上・LTV・リピート率など)
どの期間を対象とするのか
どの粒度で見るのか(会員単位・商品単位など)

この3点を事前に決めておけば、
データ量が多くても迷わず“必要な部分”だけを抽出し、
スピーディに意思決定につなげることができます。

データを味方にするための姿勢

件数が多い=困難ではありません。
分けて集めるという視点を持てば、
制限はむしろ、データ構造を見直すチャンスになります。

Salesforceでも、BIでも、スプレッドでも構いません。
重要なのは、「データの粒度」と「分析の目的」をそろえること。

これさえできれば、どんなデータ量でも成果につながります。

行動のきっかけ

まずは自社のデータ件数と抽出上限を確認してみましょう。
そして、「分割→統合→自動化」のステップを今日からひとつずつ始めてみてください。

“データに振り回される分析”から、データで導く意思決定へ──
その転換点は、あなたの手の中にあります。

詳細はこちらをご参考にしてみて下さい!

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ぜひ以下より、入手ください。
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まずは、自社ECの「よくある間違い
についてお読みください。

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これまで年商600億円レベルの通販企業の社員実務の経験から、
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ほとんどのネット通販の企業は、更なる成長を行っていくうえでステージごとに
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・ネットでスタートしているので紙媒体の同梱物の制作の作り込みが甘い
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このような問題からの課題発見から改善策の提案から実行まで
御社に訪問してお手伝いいたします。

これが通販コンサルティング事業の考え方になっています。

企業HPはこちら
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http://luce-consulting.com/

東洋経済オンライン掲載 記事
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http://toyokeizai.net/articles/-/125443

地上波、ビジネスフラッシュに出演
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ABOUTこの記事をかいた人

株式会社ルーチェ代表取締役   年商600億円の上場企業の通信販売会社 で販売企画から債権回収のまで16年経験。 その後、化粧品メーカーの中核 メンバーとして5年マーケティングに参画。 大手エステ系企業の通販ビジネスのサポート で200%売上アップ。 ニュージーランドのシンボルフルーツ企業の 販促支援でレスポンス率を2倍アップ。 某健康食品会社の事業開発及び通販支援で 新規会員数が2,000名増加など、 通販ビジネスと、売れる商品開発のプロ として誰もが知る有名企業の ヒット商品の誕生に多数関わる。 売れる商品を発掘し、ヒット商品に変える 独自メソッド 「ダイレクト通販マーケティング理論」 を提唱。 中小企業から中堅企業をメインに、 企業に眠る“売れる商品”の発掘を数多く サポートしている。 国内の注目ビジネスモデルや経営者に焦点を 当てたテレビ番組「ビジネスフラッシュ」に出演。 また、著書にはベストセラーとなった、 伝説の通販バイブル(日本経済新聞出版社)がある。