事例から探るカスタマージャーニーマップの必要性

事例から探るカスタマージャーニーマップの必要性

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From:通販プロデューサーの西村公児
自宅の仕事部屋にて

市場の変動と消費者の購買行動の変化は、
日本の企業にも大きな影響を及ぼしています。

これらの変化に的確に対応するためには、
カスタマージャーニーマップを効果的に活用することが不可欠です。

事例をもとにその影響とカスタマージャーニーの重要性を解説します。

●シャープの業績悪化
かつては日本の電機業界をリードしていたシャープは、
スマートフォンやテレビ市場での競争力低下により業績が悪化しました。

消費者のニーズや利用状況の変化に迅速に対応するための
カスタマージャーニーの活用が不足していたことが、
その原因の1つと言えます。

●東芝のPC事業撤退
長い歴史を持つ東芝は、PC市場の縮小と競争の激化により、
PC事業からの撤退を決定しました。

消費者の利用シーンやニーズの変化を
的確にとらえるカスタマージャーニーの考慮が
不足していた可能性があります。

●セブンイレブンの24時間営業問題
セブンイレブンは、24時間営業の方針を続ける中で、
フランチャイズオーナーからの批判を受けました。

消費者のライフスタイルの変化やニーズを
深く理解するカスタマージャーニーマップを
もとにした戦略変更の必要性が浮き彫りになった事例です。

●デパート業界の厳しい状況
多くのデパートが、消費者の購買行動の変化や
オンラインショッピングの台頭により業績が悪化しています。

消費者の購入行動を詳細にマッピングし、
それに基づく商品展開やサービス提供の
見直しの必要性が指摘されています。

●資生堂のグローバル戦略の転換
資生堂は、国内市場の縮小を受けて
グローバルに展開する戦略を強化しました。

しかし、各国の消費者のニーズや文化を的確に
とらえるためのカスタマージャーニーマップの活用が必要となっています。

特に大手企業で変革するのが遅れると一気に業界の地位を落とします。

これらの事例からもわかるように、
市場や消費者のニーズの変化に対して適切に対応するためには、
カスタマージャーニーマップを描くことが極めて重要です。

カスタマージャーニーマップをもとにした戦略策定や商品開発、
サービス提供などの具体的なアクションを取ることで、

企業は市場の変動や消費者の行動の変化に柔軟に対応し、
成功への道を切り開けるでしょう。

カスタマージャーニーマップを使用することで、
消費者がブランドや製品との関わりの中で経験する
全てのステージを明確に把握できます。

これにより企業は、各ステージでの消費者のニーズや悩みを理解し、
それに応じた最適な施策を実施できます。
結果として、顧客満足度の向上や購買率の増加を期待できます。
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・ネットでスタートしているので紙媒体の同梱物の制作の作り込みが甘い
・カスタマージャニーが完結されていないのでリピート率が上がらない
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これが通販コンサルティング事業の考え方になっています。

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東洋経済オンライン掲載 記事
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ABOUTこの記事をかいた人

株式会社ルーチェ代表取締役   年商600億円の上場企業の通信販売会社 で販売企画から債権回収のまで16年経験。 その後、化粧品メーカーの中核 メンバーとして5年マーケティングに参画。 大手エステ系企業の通販ビジネスのサポート で200%売上アップ。 ニュージーランドのシンボルフルーツ企業の 販促支援でレスポンス率を2倍アップ。 某健康食品会社の事業開発及び通販支援で 新規会員数が2,000名増加など、 通販ビジネスと、売れる商品開発のプロ として誰もが知る有名企業の ヒット商品の誕生に多数関わる。 売れる商品を発掘し、ヒット商品に変える 独自メソッド 「ダイレクト通販マーケティング理論」 を提唱。 中小企業から中堅企業をメインに、 企業に眠る“売れる商品”の発掘を数多く サポートしている。 国内の注目ビジネスモデルや経営者に焦点を 当てたテレビ番組「ビジネスフラッシュ」に出演。 また、著書にはベストセラーとなった、 伝説の通販バイブル(日本経済新聞出版社)がある。