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「売れないを売れるに変身させる」をテーマに
通販プロデュース業と通販専門のコンサルティング業
をメインに支援活動しています。
From:通販プロデューサーの西村公児
自宅の仕事部屋にて
新規獲得のコストが重くなる時代に、利益を残す通販はどこが違うのでしょうか。
答えのひとつが、売らないCRMという関係づくりの発想にあります。
本記事では、売らないCRMの基本と、LTVを最大化するファン化の順番を解説します。
広告に頼り切る経営から、関係資産で稼ぐ経営への転換でもあります。
小さな会社ほど、この転換が利益率を大きく左右します。
売らないCRMとは|売り込みを脇に置く関係づくり
多くの通販会社は、CRMを「もう一度買ってもらう道具」として使っています。
しかし、売り込みの頻度を上げるほど、お客様の反応は鈍くなりがちです。
売らないCRMとは、売り込みを一度脇に置き、役立つ情報を先に届ける考え方です。
情報という価値で信頼を育て、その結果としてLTVを伸ばしていきます。
この考え方は、ネット通販の実務家によって早くから語られてきました。
単品通販(D2C)の強みは、1度でも申込んでもらえば、そこでお客さまのリストが手に入るため、お客さまに対し、能動的に情報提供ができる点にある
“売らないCRM”によってお客さまの共感を呼びファンを育てることが、『LTV最大化』につながる
出典:日本ネット経済新聞「”売らないCRM”でLTVを最大化せよ~単品通販(D2C)の本質は教育業~」加藤公一レオ(2022.01.06)/ https://netkeizai.com/articles/detail/5330
リストを「売る相手」ではなく「育てる相手」と捉え直すことが出発点です。
なぜLTVが伸びるのか|単品通販は”教育業”である
売らないCRMでLTVが伸びる理由は、商品の差別化が難しくなったからです。
似た成分、似た価格の商品は、いくらでも比較されてしまいます。
その中で選ばれ続ける理由は、商品の外側にある情報と関係性です。
ここで効いてくるのが、通販を”教育業”と捉える視点です。
私は単品通販(D2C)とは本質的には”教育業”だと思っている。初回申込みをきっかけとして半永久的にお客さまとリレーションを取っていくのが単品通販(D2C)の本質である
出典:日本ネット経済新聞「”売らないCRM”でLTVを最大化せよ~単品通販(D2C)の本質は教育業~」加藤公一レオ(2022.01.06)/ https://netkeizai.com/articles/detail/5330
情報提供でお客様の意識と行動が変われば、商品はその支えになります。
人生にプラスの変化を感じた会社を、お客様は簡単には離れません。
これが、LTV最大化の土台になる関係性です。
見込み客を優良顧客・ファンへ育てる順番
ファネル設計士の視点では、ファン化に近道はありません。
順番は、見込み客から新規顧客、既存顧客から優良顧客、そしてファンへと進みます。
売らないCRMは、この階段を1段ずつ支える役割を担います。
最初の段は、買う前から役立つ情報で信頼の芽を育てる設計です。
お客さまが商品よりもその会社が提供する「情報」に価値を感じるようになることを目指すべきだ
出典:日本ネット経済新聞「”売らないCRM”でLTVを最大化せよ~単品通販(D2C)の本質は教育業~」加藤公一レオ(2022.01.06)/ https://netkeizai.com/articles/detail/5330
商品より情報に価値を感じてもらえた時、売買は信頼へと変わります。
信頼が積み上がると、2回目、3回目の購入は自然に続きます。
やがてお客様は、頼まれなくても周りへ薦めてくれる存在になります。
この巻き込みの連鎖こそ、利益を生むファン化の本体です。
今日から動ける一手|「売らないメール」を1通だけ
仕組みを一度に整える必要はありません。
まずは、何も売らないメールやLINEを1通だけ作ってみてください。
商品リンクもクーポンも入れず、役立つ知恵だけを届けます。
1通送って反応を見て、響いた話題を次の1通へ活かします。
小さく始めて、確かめながら育てる進め方が、続けられるコツです。
この小さな1通が、売り込みから関係づくりへの第一歩になります。
売らないCRMで届けたい3種類の情報
では、具体的にどんな情報を届ければよいのでしょうか。
1つ目は、商品の使い方の一歩手前にある知恵です。
たとえば化粧品なら、洗顔やスキンケアの基本が当てはまります。
2つ目は、お客様の暮らしが軽くなる季節の話題です。
旬のレシピや、今の時期に気をつけたい習慣のコツが喜ばれます。
3つ目は、お客様自身の小さな成功を後押しする情報です。
続けられた工夫や、無理なく習慣化するヒントが力になります。
この3種類は、どれも売り込みを含みません。
それでも、お客様の中で「この会社は頼れる」という印象が育ちます。
その印象こそ、次の購入とファン化を支える土台になるのです。
売らないCRMでやりがちな3つの失敗
売らないCRMには、つまずきやすい型があります。
1つ目は、情報のつもりで結局は宣伝を送ってしまう失敗です。
商品名や価格が前面に出た瞬間、お客様は売り込みと受け取ります。
2つ目は、自社の言いたいことだけを並べてしまう失敗です。
主役はお客様の悩みであり、会社の都合ではありません。
3つ目は、続かずに途中でやめてしまう失敗です。
関係づくりは一度の配信では育たず、積み重ねで効いてきます。
この3つを避けるだけで、売らないCRMの精度は大きく上がります。
大切なのは、毎回「これはお客様の役に立つか」と問い直すことです。
その問いが、宣伝と情報を分ける最後の線引きになります。
まとめ|売らないCRMは順番の設計である
売らないCRMは、売らないことが目的ではありません。
情報という価値を先に渡し、信頼を育てるための順番づくりです。
通販を”教育業”と捉え直せば、見込み客からファンまでの道がつながります。
広告費の上昇は止められませんが、関係性は自社で積み上げられます。
その積み上げが、価格競争から抜け出す静かな武器になります。
まずは何も売らない1通から、〔見込み客→優良顧客→ファン〕の階段を上っていきましょう。
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・広告のみに依存しているので自然検索からの流入がない
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